終身雇用の撤廃によって、サラリーマンなどが何不自由なく会社のみでの収入で生きていける保証はなくなりつつあります。
そのため、会社に頼らず個人でも稼げるように副業やフリーランスなど独立を考える方も多いかと思われます。
それによりエンジニア不足や2020年から学校教育でのプログラミング必修化もあって、プログラミングの重要が高まっております。
その中でも自動化や効率化が得意のプログラミング言語Pythonを学習されている方がSNSなどによって多く見受けられますが、「学習してみたいけど、自分にできるのか不安、、」という方がいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はそのお悩みを持たれている方に読んで頂きたい記事となっております。
結論から申し上げると、Pythonはプログラミング初心者にとって、他の言語に比べて優しい言語となってます。
本記事では、以下の方でも分かりやすく読んでいただけるような内容になっております。
・これから学習される方
・非エンジニアの方
・転職を目指されている方
この記事を読み進めていただくことによって、Pythonの学習に難しいと感じることは少なくなるかと思います。
目次
プログラミングを挫折する要因

そもそもプログラミングを挫折する要因が何なのか解説していきます。
筆者が色々と受講者を見てきて学習の手を止めてしまう人は共通点があります。
それは、自分に適切な学習方法、学習教材を知らない事です。
自分が皆さんが目標としている、なりたい像に対してどうすればいいのかや適切な手段などが分かっていないので、学習をしていく中で自分が目標に進んでいるのか検討もつかず、結果的に挫折してしまいます。
こういった問題を避けるために一番手っ取り早い方法は、自分が目指している像にすでに到達している人、もしくはその延長線上にいる人にメンターになってもらう事です。
これにより、これから直面するであろう問題はメンターの方が今まで学習してきた中で解決してきているので、方向性を間違える事なく学習を進めることができるからです。
しかし、「そうは言っても、そんな簡単にメンター見つからないでしょ、、」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
確かに個人で探すとなると多くの時間を費やすことになりますし、プログラミングスクールで探すとなっても運だよりになってしまいます。
なので、今回はPythonがプログラミング初心者にとって、なぜ難しくないのか説明した後に筆者がこれまで学習してきた中でオススメする学習教材、学習方法をお伝えしていきます。
Pythonとは?

そもそもPythonとは何なのかについて解説していきます。
Pythonを一言で説明するのであれば、「コードがシンプルで分かりやすい言語」です。
シンプルが故に何かプログラムを作成すると、基本的にどの人が書いても殆ど同じコードになるので、コードを共有する際にも非常に分かりやすい言語になっております。
先日では、様々な分野で広く世界の標準化活動を行うIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)では、独自の指標からプログラミング言語のランキングを行う「The Top Programming Languages 2019」を発表されました。

こちらの基準は業務にて使われるニーズ、成長度合いなど様々なデータをスコア化して人気のプログラミング言語がランキングされています。
上記の画像の通り、Pythonが1位にランキングされ相対的に評価されているのが分かります。
現状、日本ではJavaやC言語などの方がニーズは高いですが、将来的にはPythonも年々と各IT企業にて普及されることでしょう。
では、なぜPythonが人気なのかこれから学習される方に分かりやすく説明していきます。
コードの可読性が高い
まず、Pythonの一番の特徴なのがコードの可読性になります。
可読性とは、読みやすさの度合いを示しており、文字として認識できるかどうかのことです。
文字として認識するとは、パッとその文字列を見たときに、理解しやすいこと、正確に早く読めること、疲労を感じないことの3つが必要です。
具体例をあげてみます。
二つのプログラムを比較してみます。
・C
int main(int argc, char *args[]) { printf("Hello, world!\n"); return 0; }
・Python
print("Hello,World!")
二つのコードはHello,World!を出力するコードになります。
比べて見れば一目瞭然ですが、C言語に比べてPythonの方が1行で完結して分かりやすいですよね。
このように、Pythonのコードは他の言語に比べて読みやすいので、他の言語に比べて分かりやすい言語となっております。
インデントルール
可読性の高さと少し付随しますが、Pythonではインデント(字下げ)ルールが適用されています。
このインデントルールとはコードの助長するのを防ぐためのものです。
二つの文章を比較してみましょう。
・インデントルール無しの場合
私はスギです。プログラミングは大学から初めてかれこれ10年が経とうとしています。これまでWebアプリ開発、分析ツール、人工知能の開発などに携わってきました。今後ともPythonに関しての記事を記載していきますので、何卒宜しくお願い申し上げます!
・インデントルール有りの場合
私はスギです。
プログラミングは大学から初めてかれこれ10年が経とうとしています。
これまでWebアプリ開発、分析ツール、人工知能の開発などに携わってきました。
今後ともPythonに関しての記事を記載していきますので、何卒宜しくお願い申し上げます!
パッと見で後者の文章の方が見やすいと感じたのでは無いでしょうか?
Pythonでは基礎の構文全てにこのルールが適用されているので、誰が書いても書きやすく、読みやすくなっております。
豊富なライブラリ
三つ目に豊富なライブラリが多数あることがあげられます。
ライブラリとは簡単に言うと、必要な機能をまとめたコードになります。
例えば、学校にてレポートの課題が出されたとします。
そこでいきなり、PCを起動してWordを開き、文章を書くことはまず無いかと思います。
まず初めに学校側から指定された書籍、もしくは課題に沿った書籍を図書館などで借りることから行いますよね。
プログラミングの世界でも同じように、もし何かプログラムを作るとなった時に全てのコードを1から書くのではなく、予め用意されているライブラリを使ってコードの記述をしていくのが一般的です。
こうしたライブラリがPythonでは豊富にあるので、プログラミング初心者の方でも簡単なサービスであればすぐに作成する事が可能です。
Pythonの学習方法

Pythonがプログラミング初心者にとっていかに優しい言語なのかお分りいただけたかと思います。
では、実際にプログラミング初心者がPythonを学習する際の適切な学習方法をお伝えしていきますが、
学習方法をお伝えする前に大切な心構えが有ります。
それはプログラミングの世界では分からないことだらけというです。
Pythonはプログラミング初心者にとって優しい言語とお伝えしましたが、どこかで分からないことがあり、学習の進歩が止まってしまう事が必ずあります。
ここでプログラミング学習を手を止め、挫折してしまうか自分で分からない原因を調べて解決していくのかの分かれ道です。
常にプログラミングでは分からない事を自分でググってみて情報収集していくので、普段こういった作業をして聞いていない方にとっては苦痛になるかと思います。
しかし、この作業に慣れてしまえばプログラミングだけでなく人間関係やプライベートの問題など自分でググって解決する事が自然になるので人生という大きな視点でみて大きな資産となります。
これから学習方法をお伝えしていきますが、「Python優しい言語って聞いたのに分からない事だらけじゃん!」と学習していく中で思うかもしれません。
しかし、そこで学習の手を止めず自分で情報収集を行い、問題解決する事を心がけてください。
作業に慣れる
先ほどプログラミング学習における心構えをお伝えしましたが、プログラミング初心者にとって自分でググったり、問題を解決したりするのはとても大変な作業になります。
なので、まずは作業になれる事を優先して学習をとり進めていきましょう。
作業になれると言うのは、ググったりすることではなく、コードを書く作業のことを指します。
プログラミング学習では今まで行なってきてこなかった作業が多くあるので、大変苦労します。
ググったり、エラー解決など全ての作業を一度に行うのではなく、まずはコーディングに慣れましょう。
その為にも、初めの段階ではコードの写経に注力して学習を進めていきます。
ネットなど現代では多くのプログラムが転がっています。
そのプログラム内のコードは基本的にエラーなどがなく、誰でも簡単に動かす事ができますので、プログラミング初心者にとってオススメです。
本ではなく、ネットで学習
初めは「最初にどの本で学習しようかな〜」と思われる方もいるかと思いますが、筆者はこれから学習を始める方に対して本での学習をオススメしません。
オススメしない理由はインプット過多になってしまう恐れがあるからです。
本は基本的に言語の基礎的な構文から始まり最後に復習としてサービスの開発がありますが、それまでの過程がとてつもなく長いです。
その為、「ここまでやらないとサービスって作れないのか、、」と錯覚に陥ります。
しかし、実際のところサービスの開発はそこまで学習を行わなくても簡易的なものであれば作成する事が可能です。
また、インプットばかりの学習によって自分がどこまで成長できるのか分からず、モチベーションの低下にも繋がってしまいます。
本来、最も効率的の良い学習が学んだしたものをすぐに実践することです。
今回はその学んだものがすぐに実践する事ができて自分の身になる学習サイトをご紹介していきます。
Pythonの学習教材 – ① –
早速、筆者がプログラミング初心者にとってオススメの学習サイトをご紹介していきます。

初めはProgateです。
もはやご紹介する必要ないくらい、有名なプログラミング学習サイトになります。
筆者がオススメする理由は以下になります。
学んだものをすぐに実践的に使う事ができる。
先ほど上述したように、効率的な学習方法は学ぶ→実践することです。
Progateでは内容がスライド式に別れており、初めにスライドにて構文などの説明がされた後、すぐにコードを各作業に入ります。
これにより、自分が今どこを学んでいるのかなど視覚的にわかるので、学習した内容が定着しやすいです。
環境構築せず、学習が可能
本来、プログラミング学習を行うにはご自身のPCにプログラミング言語のパッケージをインストールするなど環境構築が必要になります。
ですが、プログラミング初心者にとっては「学習の前にこんなに作業があるのか、、」ともっと手軽に学習を行なってみたい人もいるかと思います。
Progateではそれらを一切する必要がなく、アカウントの登録をするだけでプログラミング学習をする事ができます。
これから学習を行なってみたい方にとっては、非常に便利な学習サイトになります。
また、プログラミング学習ではエラーなどが付き物であり、Macではターミナル、Windowsではコマンドプロンプトとエラー文が英語のなのでグーグル翻訳にて和訳したりなどと必要な作業があります。
ですが、Progateではエラー文が日本語表記してくれるので、一々翻訳せずとも何処でエラーが発生してるのか一目で分かります。
必ずご自身のPCにて環境構築する事がありますが、Progateによってエラー文に少しでも慣れておくと多少の躓きには自分で解決できるようになるので、「とりあえず、プログラミング学習してみたいな〜」という方には是非使って欲しい学習サイトになります。
Pythonの学習教材 – ② –

こちらはProgateにてある程度、基礎構文は理解できた方にオススメする学習サイトになります。
この学習サイトはPythonのWebフレームワークであるDjangoを使って、Webアプリ作成する事が可能です。
筆者は基礎が理解できたらすぐにアプリを作って見るのが一番だと思っています。
プログラミング初心者に陥りがちなのが、分かるようになるまでインプットを続ける事です。
これではいつまで経っても、自分の作ってみたいサービスやポートフォリオなど作成する事ができません。
なので、関数まで基礎構文が理解できていればアプリ作成に移りましょう。
筆者がDjangoBrothersをオススメする理由は以下になります。
詳しく解説されている
筆者がこちらの学習サイトをオススメする一番の理由が、自分が知りたい手の痒いところまで解説が丁寧な事です。
こういったアプリ作成を行うサイトは多くありますが、記事の作成者がプログラミング初心者に目線を落として作成しておらず、難しい言葉や専門的な単語が書かれいるので、初心者を置いてけぼりにしてしまう事がほとんどです。
しかし、DjangoBrothersではコードの説明はもちろんのこと、PCでのファイル作成方法や仮想環境の構築方法まで書かれているので、プログラミング初心者でも迷子にならずに学習を進める事ができます。
自分のポートフォリオを作成できる
DjangoBrothersではブログ機能、メモ機能、写真投稿機能をもつ三つのWebサイトを無料で作成する事ができます。
丁寧に解説された内容なので面接でもこの機能はどういった意味を持つのかなど自分の言葉で説明する事ができるので、DjangoのWebアプリ作成には絶対的な自信を持つ事ができますし、優秀な人材としてみてくれるでしょう。
プログラマーやエンジニア志望の方はコピーしただけのハリボテをを作ったところで、自分の言葉で説明できないと意味がありません。
なので、こちらの学習サイトによってPythonそしてDjangoの理解を深めていき、自分の市場価値を高めてみてはいかがでしょか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はこれからプログラミング学習をされる方に対して、Pythonが難しいのか?についてPythonの特徴やプログラミングを挫折する要因などを用いて解説していきました。
結局のところ、学習を続けていれば必ず成長できます。
上述したように、プログラミング初心者に優しいPythonでも必ず詰まってしまう事があります。
そこを踏ん張って自分で解決できるかどうかが鍵になりますので、諦めずに頑張ってください。
こちらの記事をみて、少しでも「Pythonやってみようかな!」と思って頂けたら嬉しいです。
最後まで一読していただき、ありがとうございました!