プログラミングへの注目度は年々増加している傾向にあります。
その中で、『プログラミングに年齢は関係ないのかな?』と疑問に思う人に向けて、年代別のポイントを解説していこうと思います。
多くの年代で少しずつではありますが、確実にプログラミングへの認知や有用性が広まっているように感じます。
また、取り組みが行われている中で多くの人が成果を出し始めているのも事実です。
これからの趣味や働き方に変化をもたらしている一つがプログラミングでもありますが、果たして年代別でどういった取り組みや考え方を持って実践していくか詳細に解説していきたいと思います。
とはいうものの、「年齢的に取り組みが遅いとうまくいかないのでは?」と考える人もいるかもしれません。
正直、プログラミングを始めるのに、タイミングが早い遅いはないです。
むしろ、プログラミングをこれから学ぶことに対して、躊躇してしまっている時間こそが無駄な時間になってしまいます。
そして、年代別ごとにプログラミングに対して考えることが変化するのも事実です。
一つずつ切り分けて解説していきます。
目次
そもそもプログラミングに年齢は関係ないのか?
冒頭でも記載していますが、プログラミングを始めるのに早い遅いは全く関係ありません。
なぜなら、プログラミング自体を学習するのは何歳であっても取り組めるからです。
例えば、中学生でプログラミング言語を開発した人もいれば、60歳以上の日本人女性でオリジナルのアプリをリリースした人までいます。
もちろん、この実例は最たるものですが、事実こういった実績を残している人はいらっしゃるわけです。
そのため、年齢を問うことなくプログラミングは誰に対しても取り組むことができるものとなっています。
一方で、目的が変化するとプログラミングへの取り組みも変化します。
それは、稼ぐ手段としてプログラミングを選択することです。
さらに詳しく説明するならば、プログラミングを武器に就職・転職する形をとりたい場合、年齢が関わってくるということです。
もしかすると、あなたもプログラミングスクールなどを検索して調べた経験があるかもしれません。
それらの情報を読み解いていくと、就職支援付きのスクールなどがあります。
この就職支援付きのプログラミングスクールがなぜ成り立つかというと、企業側が手に入れたい人材の条件をスクール運営側に提示し、その条件に沿った人材育成をスクール運営側が行います。
人材育成を終えた段階で企業に紹介することによって、紹介料や場合によっては派遣料が発生し、スクール側は企業側から報酬を獲得します。
そのため、スクール側としては就職支援付きサービスとプログラミング学習サービスをセットとして提供できますが、その反面として条件を企業に合わせて設定することになってしまいます。
そして、こういった条件付きのプログラミングスクールでは、年齢制限を設けていることがほとんどですし、10代・20代に比べて30代以降になれば、同じスキルセットで考えれば年齢の壁によって採用条件をクリアできないこともあります。
それほどまでに年齢というのは、時に残酷な結果を生み出してしまいますが、30代以降の人であっても、就職・転職を成功させている人もいます。
では、なぜそういった人が存在するのか詳しく解説していきます。
エンジニア不足の深刻化について
経済産業省のデータによると、年々IT業界におけるIT人材の不足が深刻化しています。
・2015年時点で約17万人のエンジニア不足
・2020年に約37万人のエンジニア不足
・2030年に約79万人のエンジニア不足
このような人材不足が警鐘されています。
一方でIT業界はどんどん加速しながら成長を続けているのが現状です。
そのため、このIT人材不足の問題を考えなければ、先進国としてIT業界を牽引できないことが予想されます。
すでにIT業界のみならず、多くの業界でPC業務が発生しています。
今の時代ではPC業務は避けて通ることができないほどです。
ただ、こういった深刻な人材不足と騒がれていますが、悲観しすぎるというのも早計です。
プログラミングスキルのレベルにもよりますが、このスキルを保有することで活躍できる場が数多く存在していることに他なりません。
そのため、時代に合わせて生き抜くためにも必要なスキルとしてプログラミングが注目されているということになります。
また、こういった予測から研修という目的で、年齢問わずプログラマーとしての意志があれば企業も採用することがあります。
もちろん、すべての企業が人材確保ばかりを優先しているわけではありませんが、年齢以前にエンジニア不足を解消するための人材を求めているのも事実です。
そして、人材確保ができていない企業はこれから数多く見受けられることになるので、30代以降であってもその企業が求めるスキルセットを保持していれば、充分狙うことができると思います。
データ分析と考察を交えながら、エンジニアに関する需要と将来性について詳しく解説している記事などがありますので、そちらも合わせて参照していただければと思います。
プログラミングへの具体的な取り組み
ここからは実際にプログラミングに取り組もうと考えている人に向けて、具体的な取り組みを解説していきたいと思います。
そして、プログラミング学習も年代別によって変化してきます。
・パターン①:10代〜20代
・パターン②:30代以降
それぞれのパターンを解説していきます。
パターン①:10代〜20代
10代〜20代で考えられることは、二つです。
①:まずはプログラミングを学習してみたい
間違いなくこの考えを持っている人が多くいらっしゃると思います。
そして、プログラミング学習で選択できる方法は以下のものになります。
1:書籍による学習方法
書籍による学習は、基本的にプログラミング言語の記述ルールや概念などを学習するのに利用できます。
もちろん、書籍によってアプリ開発なども行えますが、写経やサンプルコードによる動作確認などが基本のため、プログラミングの初歩を理解する程度で利用するのが良いと思います。
あまり書籍だけに頼っていてもスキルアップするのは難しいかもしれません。
2:プログラミングスクール
こちらは金銭的に余裕がある人でかつスピード感を持って学習に取り組みたい人が選択するものになります。
最近では、スクールでの学習環境もかなり充実しているので、あなたの取り組み方に合わせたスクールを選択できると思います。
必要に応じて利用してみましょう。
また、無料体験コースなども存在するため、まずは無料体験を実施したのちに本コースを受講してみることをお勧めします。
3:ネット情報による独学
こちらも情報収集に長けている人であれば、可能な学習方法の一つになります。
今ではプログラミングに特化したブログサイトなども数多く存在するため、基礎固めからアプリ開発まで記事を通して学ぶことができるほどです。
おすすめの学習サイトも存在しますので、もし良ければそちらも参照してみてください。
4:ココナラなどのサービス
こちらは少額でメンターを利用する学習方法になります。
プログラミングスクールによって値段は異なりますが、基本的にはそれなりの金額を必要とします。
しかし、プログラミングを初めて学習する人にとって、学習のサポートがあるかないかでは大きな違いです。
そのため、ココナラなどのスキル売買サービスをうまく利用することで学習のサポートを少額で受けることも可能です。
また、購入する前にチャットを利用して相談することもできるので、本格的にプログラミング学習をする前に検討してみるのもアリだと思います。
5:企業インターンによる学習方法
これはその企業の条件に沿った人であれば可能ですが、報酬をもらいながらかつその企業への就職の可能性を残すことができるので、かなり有益な方法の一つになります。
また、企業の中で働くことができるので現場で活躍しているエンジニアと直接関わることができます。
そのため、エンジニアの考え方・働き方を理解することができること、実践的なプログラミング学習をできることなど、メリットが数多く得られると思います。
②:エンジニアとして就職をしたい
エンジニアとして就職を考えている人であれば、プログラミングスクールに通うのがおすすめです。
特に就職支援付きのスクールに通うことが現実的です。
・TECH::EXPERT
・GEEK JOB
・Aidemy
・Tech Boost
・Web Camp Pro
・Tech Academy
パッと調べるだけでもこれだけのプログラミングスクールがありますが、実際には学習カリキュラムや金額面も考慮しなければなりません。
ぜひ自分自身に一番合ったプログラミングスクールを選択しましょう。
パターン②:30代以降
こちらも考えられることは二つだと思いますが、すでに社会人として職を持っている人や家庭を持っている人だと考えられるので、時間的制約が10代〜20代の人より厳しいかもしれません。
そのため、プログラミングに挑む強い意志がとにかく必要になります。
また、就職よりも転職を考えている人が一定数いると思うので、効率的な方法に落ち着いてくると思います。
パターン①で挙げられた方法が30代以降の人であっても適用されますが、より現実的に考えれば金銭面にも余裕がある人が多いと思います。
そのため、時間的制約の中で効率よく学習を進めるために、プログラミングスクールに通うことをお勧めします。
また、プログラミングスクールによっては就職・転職支援付きのプログラミングスクールであり、30代の人でも取り組むことができる条件を持ったスクール選びが必要になります。
1:TECH::EXPERT
受講前の面談でメンターが最適な学習計画を提案してくれるほか、転職支援付き学習コースも提供しています。
もちろん、未経験からエンジニアになるために考慮されたコースとなっているため、高い評価を得ています。
オンライン学習も可能なことから、多くの充実したサポートがあるプログラミングスクールの一つとしてお勧めです。
2:Web Camp Pro
こちらも転職成功率が非常に高いプログラミングスクールになっているため、転職を考えている人であれば、値段以上の価値があるプログラミングスクールの一つになると思います。
転職後すぐに即戦力なエンジニアとして働けるよう、実践的なカリキュラムも用意されているようです。
このスクールも特に転職者向けに充実したサポートが多く存在するため、選択肢の一つとして考えて良いと思います。
プログラミングの可能性について
プログラミングを利用して就職・転職を考えている人が多く見受けられますが、副業でも大きな武器になります。
そもそも、プログラミング業務はPC上での作業になるため、成果物は基本的にデータ作成になります。
どんなアプリを開発しようと、中身はコードが記述されたファイル群です。
もちろん、いろいろなサービスと連携することになりますが、最小単位となる成果物はファイル群になるため、場所に問われることもなければ、納期に間に合えば特定の拘束する時間も存在しません。
そのため、クラウドソーシングを利用した副業として在宅でもお金を稼ぐことができるのが魅力の一つになります。
つまり、プログラミング学習さえ継続しスキルアップを怠らなければ、手段を問わず稼ぎ続けることができます。
筆者自身も、会社員時代の実務経験、クラウドソーシングによる受注案件、ココナラによるスキル売買サービスの利用、ブログを通したコンテンツ販売、個人プログラミングスクールの運営、IT企業での会社設立など、すべてプログラミングという武器一つで形を変化させ実現することができました。
確かに現実的に安定した職を得るため、プログラミングを通して就職や転職を考える人は多いかもしれませんが、個人で稼ぐことも可能なのがプログラミングになります。
プログラミングは使い方次第でどんな形でも利用できる優れものだと筆者は強く感じています。
また、ビジネスシーンを数多く経験している人であればあるほど、プログラミングという武器を手に入れた時、その威力を最大限に発揮できると思っています。
そのため、年齢のせいで取り組みを断念するのは非常にもったいないです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ここまでプログラミングにおける年齢との関係性と可能性について解説してきました。
最後にお伝えしておきたいのが、年齢なんて気にせず、とにかく始めてみてほしいということです。
「時間がないから。。。」
「自分には向いていないから。。。」
「年齢的に取り組みが遅いから。。。」
こういった言い訳を並べ始めるとキリがありません。
すでに始めている人は、この間にもどんどんスキルアップしていきます。
取り組まない理由を探すのではなく、取り組む理由を見つけるとそれが目的になります。
目的・目標を達成するために学習環境を手に入れて、プログラミング学習の継続をしましょう。
スキルアップしながら学習を継続すれば、期間は違えど利用できるシーンが必ず訪れます。
最後まで一読していただき、ありがとうございました!