【Python基礎】変数・数値・文字列の扱い方を徹底解説!





本記事では、Python基礎として変数/数値/文字列に関する扱い方について解説します。

以下の内容を重点的に解説していきます。

  • 変数の宣言方法
  • print関数による出力方法
  • 数値の扱い方
  • 文字列の扱い方

これらPythonの基本/基礎を身につけることができます。

解説および実行結果を示す際は、Google Colaboratoryを使用します。

Google Colaboratoryを使用したい場合は、「【Python】Google Colaboratoryの使い方とメリットを徹底解説!」で解説しています。

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変数の宣言方法

Pythonによる変数の宣言方法について解説します。

以下のコードのように変数を宣言することができます。

# 変数の宣言
num = 1
name = 'sugi'

numといった文字列を変数名とし、=(イコール)によって数字の1を代入しています。

また、nameといった文字列を同様に変数名とし、=(イコール)によって文字列であるsugiを代入することもできます。

様々なプログラミング言語が存在しますが、Pythonでは変数に対する型(integer, stringなど)を宣言しなくても自動的に認識します。

プログラミング言語Pythonがシンプルなコーディングに適していることが分かると思います。

もしも、宣言した変数がどのような型か分からない場合は、type関数を利用することで判別できます。

実行すると、出力結果として変数numにはint型(integer)の値が代入されており、変数nameにはstring型(string)の文字列が代入されます。

次に、int型として宣言された変数numに対して変数nameを代入するとどのような結果になるでしょう。

実行すると、変数numに対して変数nameが上書きされていることがわかります。

改めて、変数numにてstring型の1を宣言し、変数new_numにてint型に変換しtype関数で確認してみましょう。

実行すると、string型で宣言した変数numを変数new_numへint型に置き換えたことによって、string型からint型の1に上書きされています。

これを『型変換』と言います。

Pythonのversion3.6以降から型宣言も可能ですが、基本的に利用する機会は少ないです。

利用する機会がない理由としては、型宣言したとしても代入される値の型によって型自体が上書きされてしまうため、あまり型宣言に意味を持ちません。

変数宣言時の注意点

ここでは、変数宣言時の注意点について解説します。

変数名のnumの前に数字の1を書き込んで実行してみます。

実行すると、SyntaxError(シンタックスエラー)を引き起こします。

そのため、変数名の先頭に数字を利用することができません。(変数名の先頭でなければ数字利用可能)

SyntaxError(シンタックスエラー)は、文法上の誤りがある場合に発生する例外です。

次に、ifやforなどの文字列を変数名にしてみます。

こちらもSyntaxError(シンタックスエラー)を引き起こします。

ifやforといった文字列は、すでにPython内部に予約語(重要な機能を持った文字列)として登録されているため、変数で利用できません。

  • 変数名の先頭に数字を利用できない
  • 変数名に予約語を利用できない

これらに注意して変数名を取り決めましょう。

print関数による出力方法

ここでは、print関数による基本的な出力方法を解説します。

print関数では、数値/文字列/変数などを出力できます。

また、カンマ区切りによって文字列を追加できます。

Pythonにて〇〇関数が多用されますが、関数によって定められている引数(関数における機能を持った特定の値)が存在します。

sepといった引数は、何で出力される値や文字列を区切るか決めています。

endといった引数は、出力内容の最後に何を出力するか決めています。

endといった引数は、デフォルトで改行(\n)が決められています。

数値の扱い方

ここでは、数値の扱い方について解説します。

一般的な四則演算(+, -, *, /)は、数学と同様に利用することができます。

割り算を行う際、//(スラッシュ)を二重にすることで割り切れた数字のみを出力します。

%を利用することで商の余りを算出することができます。

べき乗は、掛け算で利用した*(アスタリスク)を二重にすることで計算できます。

変数に値を代入して計算することもできます。

文字列の扱い方

ここでは、文字列の扱い方について解説します。

‘(シングルクォーテーション)と”(ダブルクォーテーション)ともに、文字列として利用することができます。

また、”(ダブルクォーテーション)の中に’(シングルクォーテーション)を利用することができます。

‘(シングルクォーテーション)の中に”(ダブルクォーテーション)を入力した際も同様です。

ただし、’(シングルクォーテーション)の中に’(シングルクォーテーション)を利用しても、最右端の’(シングルクォーテーション)を認識することができません。

二つ目の’(シングルクォーテーション)の前に、\(バックスラッシュ)を入力することで解消します。

\nは改行を意味し、rawデータ(生・未加工データを意味します)として扱いたい場合は、文字列として括るクォーテーションの前にrを入力します。

文字列は*(アスタリスク)で繰り返すことも可能です。

また、+(プラス演算子)を利用することで文字列の連結も可能です。

文字列のインデックスとスライス

ここでは、文字列のインデックスとスライスについて解説します。

変数wordに対してHelloといった文字列を代入しています。

変数に対して[](カギカッコ)を追加し、数字(インデックス)を入力することでインデックスに対応した文字が指定されます。

各文字に対して0からインデックス番号が割り当てられています。

また、最後の文字を表示したい場合は、[-1]と入力することで逆から文字を取得できます。

[](カギカッコ)におけるインデックス番号による指定方法は、配列といったリストデータにも多用するので、覚えておくと便利です。

:(スライス)といった機能もあり、[0:2]と指定することで0から2の前まで取得できます。(省略した記述もできる)

[:]によって全ての文字列を取得できます。

Pythonにはlen関数が存在しており、変数に対してlen関数を利用することで文字数を取得できます。

len関数は、配列要素を数える時などで活躍するので覚えておくと便利です。

文字列に利用できるメソッド

ここでは、文字列に利用できるメソッドについて解説します。

文字列に利用できるメソッドは、変数の後ろに.〇〇(ドット〇〇)を加えることで機能を持たせることができます。

startswithメソッドは、変数内の文字列の先頭が指定した文字から始まっていた場合にboolean型で判定します。

findメソッドは、指定した文字が何番目に存在しているか判定します。

rfindメソッドは、指定した文字が後ろから何番目に存在しているか判定します。

countメソッドは、指定した文字が文字列内にいくつ存在するか判定します。

replaceメソッドは、指定した文字に対して新たに指定した文字に置き換えます。

文字の代入(formatメソッド)

ここでは、文字列の代入について解説します。

文字列内に{}(波括弧)を入力することで、.formatメソッドを引数として指定の値を表示することができます。

また、{}(波括弧)が複数設置されていた場合も、.formatメソッドにて対応した引数を用意すると表示できます。

{}(波括弧)にはインデックス番号を割り当てることができ、対応した値が表示されます。

{}(波括弧)にて任意の変数を用意することができ、変数に割り当てられた値や文字を対応させることもできます。

f-stringsによる代入

ここでは、Python3.6以降から対応したf-stringsが使用できるようになっています。

新しいコードスタイルも機会があれば、利用してみるとコーディングの質が高まります。

.formatメソッドの場合は、変数を改めてformatメソッドにて引数として割り当てています。

一方でf-stringsでは、リテラル文字列の前にfを入力することで、{}(波括弧)内に変数を直接指定することができ、コードが簡潔になります。

まとめ

本記事では、Python基礎として変数/数値/文字列に関する扱い方について解説しました。

  • 変数の宣言方法
  • print関数による出力方法
  • 数値の扱い方
  • 文字列の扱い方

プログラミング言語Pythonの最も基本であり基礎となる内容ですので、しっかりと押さえておきましょう。



ABOUTこの記事をかいた人

sugi

大学卒業後、IT企業に就職を果たす。システム開発・人工知能に触れながら大手企業と業務をこなす。2年半後脱サラし、フリーランス活動経験を経て 2019年2月から起業し、今に至る。 自社サービス及び製品を開発、ブログ収入、クラウドソーシングなど、多方面で売り上げを立てている。