本記事では、ローカル環境で構築したWordPressサイトを本番(世の中に公開されている状態)のサーバー環境へ移行する方法を解説します。
考えられるローカル環境は以下を想定しています。
- Local(旧:Local by Flywheel)を使っているケース
- XAMPP / MAMPを使っているケース
- Dockerを使っているケース
- VVV (Varying Vagrant Vagrants) などの仮想環境を使っているケース
おそらく、現代の主流であるLocalを使っているケースが大半だと思いますが、別ケースでも問題ありません!
もしも作業と同時に、これから本番のレンタルサーバー環境を選んで構築する場合は「WordPress初心者へおすすめのレンタルサーバー4社を比較」も活用いただければと思います。


本番サーバー環境へ移行する前に、何に注意して長期運用を考えるべきか改めて確認したい人は「【超初心者向け】WordPressとは?始め方・準備方法・収益化までの全手順」を一読してください。


WordPressブログをローカルで構築した失敗事例
「まずはローカル環境で完璧なサイトを作ってから、サーバーへ移行しよう。」
もしあなたが今そう考えているなら、少し立ち止まってください。
実は筆者自身、最初の半年間をローカル環境(当時はXAMPPというツールを使用)での構築に費やし、取り返しのつかない機会損失を生んだ痛い失敗経験があります。
筆者がローカル環境構築から始めた理由は、以下のような初心者にありがちな不安からでした。
- まだWordPressの操作に慣れていないから、管理しきれない
- へたくそな文章のまま世に出すのは恥ずかしい
- デザインも決まっていないダサいサイトを誰かに見られたくない
- サイトコンセプトや狙いたいキーワードもピンときていない
結論から言えば、「他サイトに見劣りしない、最低限のデザインとレイアウトが完成するまでローカルで試行錯誤しよう」という完璧主義になってました。
しかし、初心者が抱えるこの「恥ずかしい」「見られたくない」という不安に対して、当時の私に教えてあげたい残酷かつ安心できる事実があります。
それは、「本番環境で公開した直後は、Googleの検索にも乗らないため、悲しいほど誰の目にも留まらない」ということです。
つまり、本番環境自体が最初の数ヶ月は『誰にも見られない最高のテスト環境』として自由に使えるという考えです。
この事実に、私は本番環境(レンタルサーバー)へ移行して初めて気が付きました。
本番環境に移行して初めて気付いたこと
半年間、ローカルで自分なりに納得のいくまで練り上げ、自信があった記事を公開しましたが、以下の結果でした。
- 自信作の記事が、検索結果に全く上位表示されない
- GA4やSearch Consoleという分析ツールを本番で導入しない限り、改善のヒントすら得られない
「この半年間、ローカルで一体何をやっていたんだ…」と強烈に後悔した記憶は今でも鮮明に残っています。
どれだけ自分が「完璧だ」と思える記事を書いても、それが本当に読者の検索意図を満たしているかは、Googleの評価(順位)と分析ツールのデータを見なければ絶対に分かりません。
さらに、SEOにおける「エイジングフィルター(Googleの砂場)」と呼ばれる仕様です。
新規で取得したドメインは、最初の3〜6ヶ月間はGoogleから評価されにくく、どれだけ良い記事を書いても検索上位に上がらない期間が存在します。
つまり、ローカル環境で半年間を無駄にし、さらに本番公開後もGoogleに評価されるまで数ヶ月待たなければなりません。
ローカルで粘ることは「サイトの成功を約1年近く遅らせる行為」に等しいです。
完璧主義を捨ててデータに基づくリアルタイム運営
手痛い失敗を機に、「本番環境ですでに公開している状態で、いかに管理・改善の体制を作るか」という思考へ完全にシフトしました。
「ダサいと思われたくない」というデザインの悩みは、洗練された高機能テーマ(SWELLなど)を導入することで一瞬にして解決しました。
デザインセンスがなくてもプロ並みのサイトが完成するため、ローカルで自作CSSと格闘する時間は不要になります。
全体的なデザインは優秀なテーマに任せ、自分はコンテンツ制作と必要なセクションへのカスタムHTMLブロックの微調整に集中すると決めました。
記事に関しても、たとえ「物足りない」と感じてもまずは公開し、順位がつくのを待ちます。
そして分析ツールから「どのキーワードで流入しているか」「どれくらいインプレッションが取れているか」という生のデータを拾い上げ、検索意図を一つずつ解明しながらリライトを行い、着実に上位表示を獲得する流れにしました。
ローカル環境と本番環境の決定的な違い
失敗体験から導き出した、両環境における運営の決定的な違いをまとめました。
| 比較項目 | ローカル環境 | 本番サーバー環境 |
|---|---|---|
| 目的 | 動作確認・テスト・カスタマイズの練習 | 記事の公開・集客・収益化・データ分析 |
| 誰に見られるか | 自分だけ | 公開直後は誰にも見られない (最高のテスト環境) |
| デザイン構築 | 「ダサいと思われたくない」と完璧を求め、終わりが見えない | 優れたテーマに任せ、運営しながらHTML/CSSで随時最適化できる |
| 記事の執筆 | 読者の反応が見えないため、「自己満足」で完結してしまう | 検索意図を予測して書き、データをもとに「読まれる記事」へ洗練できる |
| SEO・ドメイン評価 | ネット上に存在しないため、評価は「ゼロ」のまま | 公開したその日からドメインの育成(エイジング)が始まる |
| アクセス解析 | GA4 / Search Console は導入不可 | 導入必須。読者の動きや検索順位が可視化され、リライトの答えが分かる |
| 最大のデメリット | 費やした時間がそのまま「機会損失」に直結する | 公開当初はアクセスが少なく、モチベーション維持の工夫が必要 |
サイトの土台を作る練習としてLocalなどのローカル環境を利用するのは有効です。
ただ、ある程度操作に慣れたら、1日でも早くレンタルサーバーを契約して本番環境で「データを見ながらサイトを育てるフェーズ」へ移行することを強くおすすめします。
これから本番のレンタルサーバー環境を選んで構築する場合は「WordPress初心者へおすすめのレンタルサーバー4社を比較」も活用いただければと思います。


ローカル環境から本番のサーバー環境への移行方法
結論、WordPressをフル活用し、バックアップ&マイグレーション用プラグインのインストール・有効化をおすすめします。
「ローカル環境に構築したWordPress」から「本番のサーバー環境で構築したWordPress」に変化しようとも、同じWordPressを利用するなら、サイト内ファイルを一括で移行すれば複雑な操作や手間が省けるからです。


プラグインによって出力ファイル形式が異なるケースがあるので、実施する場合は同一プラグインを導入しましょう。
ローカル環境から本番のサーバー環境への移行手順は以下になります。
- ローカル環境のWordPressにプラグインをインストール・有効化する
- ローカル環境のWordPressからデータファイルをエクスポートする
- 本番であるサーバー環境のWordPressに同一プラグインをインストール・有効化する
- 本番であるサーバー環境のWordPressにデータファイルをインポートする
ここでは、2つのバックアップ&マイグレーション用プラグインの移行方法を解説します。
おすすめのバックアップ&マイグレーション用プラグイン
- All-in-One WP Migration and Backup
- WPvivid Backup Plugin
どちらのプラグインも無料で利用することができます!
上記プラグインの比較をまとめていますので、サイト状況に合わせて利用してください。
| 比較項目 | All-in-One WP Migration | WPvivid Backup Plugin |
|---|---|---|
| 無料版の容量制限 | あり (基本512MBまで。超える場合は有料、または設定変更が必要) | なし (サーバー容量の許す限り制限なし) |
| クラウド自動保存 | 有料 (拡張機能の購入が必要) | 無料 (Googleドライブ等に標準で自動保存可能) |
| 画面の分かりやすさ | 初心者でも直感的に使える | 慣れれば簡単だが最初は少し迷う |
All-in-One WP Migration and BackupでWordPressを移行する方法
はじめに、All-in-One WP Migration and Backupを利用したローカル環境のWordPressデータを本番であるサーバー環境のWordPressに流し込む方法について解説します。
以下に、「All-in-One WP Migration and Backup」の特徴と注意点について記載しています。
「All-in-One WP Migration and Backup」
主な特徴とメリット
- 完全な丸ごとパック化
データベース、画像などのメディアファイル、プラグイン、テーマの設定まで、WordPressサイトを構築している全データを1つのファイル(.wpress形式)にまとめてエクスポート・インポートできます。 - 専門知識が不要(ワンクリック操作)
FTPソフトでのファイル転送やphpMyAdminを使ったデータベースの操作が一切不要です。
画面上の「エクスポート」「インポート」ボタンを押すだけで作業が完結します。 - ドメインやURLの自動置換
引っ越し先でドメインが変わる場合でも、プラグインが内部のURLやパス(ファイルの階層情報)を自動的に新しい環境に合わせて書き換えてくれます(リンク切れや画像が表示されないトラブルを防ぎます)。 - サーバー環境の壁を越えられる
異なるレンタルサーバー間(例:ロリポップからエックスサーバーなど)やパソコン上のローカル環境から本番サーバーへの引っ越しもスムーズに行えます。 - クラウド連携(有料拡張機能)
有料の拡張プラグインを追加することで、Googleドライブ、Dropbox、OneDriveなどの外部クラウドストレージへ自動でバックアップを保存・同期できるようになります。
知っておくべき注意点(制限)
- 無料版の容量制限
無料版では、インポートできるファイルサイズに上限(通常512MB、環境によってはそれ以下)があります。
これを超える大型サイトの場合は、有料の「Unlimited Extension」を導入するか、設定を調整する必要があります。 - 丸ごと上書きのリスク
インポートを行うと、移行先のWordPressデータは完全に上書き(消去)されます。
一部のデータ(特定のプラグインだけ、特定の記事だけ)を選んで移行することはできません。
シンプルにローカルから本番へ引っ越しする際は便利です!
ローカル環境のWordPressにプラグインをインストール・有効化する
ローカル環境のWordPressログイン管理画面から、管理用WordPressアカウントでログインします。


管理画面の左サイドバーにある「プラグイン」をクリックし、画面上部にある「プラグインを追加」をクリックします。


プラグインの検索から「All-in-One WP Migration and Backup」を入力し、検索結果から該当したプラグインを「今すぐインストール」します。


インストールを始めると、「インストール中」「インストール完了」「有効化」のように状態が遷移するので、「有効化」ボタンになったらクリックします。


ここまでが「ローカル環境のWordPressにAll-in-One WP Migration and Backupをインストール・有効化する」方法になります。
ローカル環境のWordPressからデータファイルをエクスポートする
有効化が完了すると、左サイドバーに「All-in-One WP Migration」の選択項目が追加されるのでクリックします。
クリック後に、「バックアップ」を選択するとバックアップ作成画面が表示されます。


「バックアップを作成」をクリックすれば、今回の目的である本番のサーバー環境にアップロードするバックアップファイルが作成されます。


ポップアップ表示された画面にて、「ダウンロード」をクリックするとバックアップファイルをダウンロードできます。
作成されたバックアップファイルは、本番のサーバー環境にあるWordPressに対してデータを流し込む際に利用します。
ここまでが「ローカル環境のWordPressからデータファイルをエクスポート(バックアップファイル作成)する」方法になります。
本番であるサーバー環境のWordPressに同一プラグインをインストール・有効化する
ローカル環境で実施した流れと同じですが、改めて実施方法を解説します。
もしも作業と同時に、これから本番のレンタルサーバー環境を選んで構築する場合は「WordPress初心者へおすすめのレンタルサーバー4社を比較」も活用いただければと思います。


あるいは、事前に利用したいレンタルサーバーが決まっていれば、全手順の画像に沿って今すぐサーバーにサイトを設置する作業を以下の記事から参考にしてください。
- 安さを求めるならロリポップ!|【安い】ロリポップのWordPress簡単インストールでブログを開設する手順
- 安定を求めるならエックスサーバー|【10分】エックスサーバーのWordPressクイックスタートでブログを開設する方法
本番であるサーバー環境のWordPressログイン管理画面から、管理用WordPressアカウントでログインします。


管理画面の左サイドバーにある「プラグイン」をクリックし、画面上部にある「プラグインを追加」をクリックします。


プラグインの検索から「All-in-One WP Migration and Backup」を入力し、検索結果から該当したプラグインを「今すぐインストール」します。


インストールを始めると、「インストール中」「インストール完了」「有効化」のように状態が遷移するので、「有効化」ボタンになったらクリックします。


ここまでが「本番であるサーバー環境のWordPressに同一プラグインをインストール・有効化する」方法になります。
本番であるサーバー環境のWordPressにデータファイルをインポートする
次に、「本番であるサーバー環境のWordPressにデータファイルをインポートする」方法を解説します。
左サイドバーに「All-in-One WP Migration」をクリックします。
クリック後に、「インポート」を選択するとサイトのインポート画面が表示されます。


表示画面にある「インポート元」をクリックし、ダウンロードしてきたファイルを選択項目からアップロードします。
ダウンロードしたファイルであれば、「ファイル」を選択するとPC内のダウンロードフォルダからアップロードできるかと思います。
任意で別ドライブに保管している場合は、そちらに合わせて実施頂ければと思います。
正しくファイルをアップロードすると「実施してもよいか」といった確認画面が表示されるため、問題なければ「開始」をクリックします。


ファイルのインポートが始まると、アップロードしたファイルが読み込まれるため、ファイルサイズによって読み込み時間が異なります。
インポートが完了したら、ポップアップが表示されるので「完了」をクリックします。


これで、でローカル環境のWordPressから本番であるサーバー環境のWordPressへサイト移行が無事完了です。
All-in-One WP Migration and Backupで発生するエラーと解決策
ここでは、All-in-One WP Migration and Backupで発生するエラーの解決策を記載しています。
大きく2つの原因に分けて整理しています。
- PHPの設定制限によるエラーと解決策
- サーバーのセキュリティ・環境要因によるエラーと解決策
PHPの設定制限によるエラーと解決策
サーバー側で設定されているPHPの制限(メモリ、容量、処理時間)に引っかかることで発生するエラーです。
これらは.htaccessファイルにコードを追記することで一括で解決できます。
| エラーの原因 | エラーの発生内容 | 具体的な解決策 |
|---|---|---|
| メモリ不足 | バックアップ処理中にメモリ上限に達して強制終了する | memory_limitの数値を引き上げる(例:256M) |
| ファイルサイズ上限 | インポート時に「最大アップロードファイルサイズを超過」と表示される | upload_max_filesizeとpost_max_sizeの数値をインポートするファイル以上のサイズに引き上げる |
| タイムアウト | 処理の途中でパーセンテージがピタッと止まり進まなくなる | max_execution_timeなどの数値を引き上げ、処理の制限時間を延ばす(例:300秒) |
解決用の一括設定コード(.htaccessに追記)
サーバーのルートディレクトリにある.htaccessファイルの末尾に以下を追記します。
※レンタルサーバーによっては、管理画面の「PHP設定」から変更する方が安全で確実な場合があります。
# --- All-in-One WP Migration用の一括設定 ---
# 【メモリ不足対策】
php_value memory_limit 256M
# 【インポート時のファイルサイズ上限対策】
php_value upload_max_filesize 512M
php_value post_max_size 512M
# 【タイムアウト(フリーズ)対策】
php_value max_execution_time 300
php_value max_input_time 300サーバーのセキュリティ・環境要因によるエラーと解決策
設定数値の引き上げでは解決しない、サーバー側のセキュリティ機能や物理的な制限によるエラーです。
| エラーの原因 | エラーの発生内容 | 具体的な解決策 |
|---|---|---|
| WAF(セキュリティ)による遮断 | 0%から進まない、または100%になっても完了画面に切り替わらない | レンタルサーバーの管理画面から「WAF」を一時的に無効にする(※作業完了後は必ず「有効」に戻すこと) |
| 書き込み権限(パーミッション)エラー | 「ai1wm-backupsフォルダへの書き込み権限がありません」と表示される | FTP等でサーバーに接続し、wp-content内のai1wm-backupsフォルダの権限(属性)を755または777に変更する |
| サーバーのディスク容量不足 | 「No space left on device」などのメッセージが表示される | サーバー上にある過去の不要なバックアップファイルや不要な画像・動画などを削除して空き容量を確保する |
WPvivid Backup PluginでWordPressを移行する方法
次に、「WPvivid Backup Plugin」を利用したローカル環境のWordPressデータを本番であるサーバー環境のWordPressに流し込む方法について解説します。
以下に、「WPvivid Backup Plugin」の特徴と注意点について記載しています。
「WPvivid Backup Plugin」
主な特徴とメリット
- 無料版で自動スケジュールバックアップができる
毎日、毎週などのスケジュールを組んで、自動でバックアップを取り続けることができます。 - 無料版でクラウド連携が標準搭載
有料の拡張機能を買い足すことなく、無料のままでGoogleドライブ、Dropbox、OneDrive、Amazon S3などの外部クラウドへバックアップファイルを直接自動転送できます。 - 無料版に容量制限がない
All-in-One WP Migrationのように「無料版は512MBまで」といったインポート時の容量制限がありません。
サーバーのスペックが許す限り、大容量サイトでも無料で移行・復元が可能です。 - サイト間ダイレクト移行(Auto-Migration)
移行元と移行先の両方にWPvividを入れ、発行した「キー(Key)」を貼り付けるだけで、ファイルを一度パソコンにダウンロードすることなく、サーバーからサーバーへ直接データを転送して引っ越しができます。
知っておくべき注意点(制限)
- 多機能ゆえに設定迷子になりやすい
バックアップ、復元、移行、スケジュール、クラウド設定など機能が豊富なため、All-in-One WP Migrationのエクスポート・インポートだけのシンプルさに比べると、最初はどこを触ればいいか迷うことがあります。
サイト規模が大きい場合は、容量制限がないだけで非常にありがたいです!
ローカル環境のWordPressにプラグインをインストール・有効化する
ローカル環境のWordPressログイン管理画面から、管理用WordPressアカウントでログインします。


管理画面の左サイドバーにある「プラグイン」をクリックし、画面上部にある「プラグインを追加」をクリックします。


プラグインの検索から「WPvivid Backup Plugin」を入力し、検索結果から該当したプラグインを「今すぐインストール」します。


インストールを始めると、「インストール中」「インストール完了」「有効化」のように状態が遷移するので、「有効化」ボタンになったらクリックします。


ここまでが「ローカル環境のWordPressにWPvivid Backup Pluginをインストール・有効化する」方法になります。
ローカル環境のWordPressからデータファイルをエクスポートする
有効化が完了すると、左サイドバーに「WPvivid Backup Plugin」の選択項目が追加されるのでクリックします。
クリック後に、「バックアップ&復元」を選択するとバックアップ作成画面が表示されます。


「バックアップを作成」をクリックすれば、今回の目的である本番のサーバー環境にアップロードするバックアップファイルが作成されます。
初期設定で「データベース+ファイル(WordPressファイル)」と「バックアップをローカルに保存する」が選択されているため、変更不要です!


画面下部にある「バックアップ」タブを表示すると、テーブルの中にバックアップファイルが作成されます。
「ダウンロード」をクリックすると細分化されたバックアップファイルをダウンロードできます。
ファイル容量を分割することでアップロードファイルサイズ制限を回避しているプラグインになります!


細分化された各バックアップファイルはすべてダウンロードしてください。
作成されたバックアップファイルは、本番のサーバー環境にあるWordPressに対してデータを流し込む際に利用します。
ここまでが「ローカル環境のWordPressからデータファイルをエクスポート(バックアップファイル作成)する」方法になります。
本番であるサーバー環境のWordPressに同一プラグインをインストール・有効化する
ローカル環境で実施した流れと同じですが、改めてこちらも実施方法を解説します。
もしも作業と同時に、これから本番のレンタルサーバー環境を選んで構築する場合は「WordPress初心者へおすすめのレンタルサーバー4社を比較」も活用いただければと思います。


本番であるサーバー環境のWordPressログイン管理画面から、管理用WordPressアカウントでログインします。


管理画面の左サイドバーにある「プラグイン」をクリックし、画面上部にある「プラグインを追加」をクリックします。


プラグインの検索から「WPvivid Backup Plugin」を入力し、検索結果から該当したプラグインを「今すぐインストール」します。


インストールを始めると、「インストール中」「インストール完了」「有効化」のように状態が遷移するので、「有効化」ボタンになったらクリックします。


ここまでが「本番であるサーバー環境のWordPressに同一プラグインをインストール・有効化する」方法になります。
本番であるサーバー環境のWordPressにデータファイルをインポートする
次に、「本番であるサーバー環境のWordPressにデータファイルをインポートする」方法を解説します。
本番サーバー環境の左サイドバーに「WPvivid Backup Plugin」の「バックアップ&復元」をクリックします。


クリック後に、「アップロード」タブを選択し、先ほどダウンロードした各ファイルをすべて選択します。


すべてのファイルを選択したら、「Upload」をクリックします。
アップロードを開始すると、各zipファイルが自動で解凍され始め、ファイル内を読み込み始めます。
すべてのファイルが読み込み完了したら、「バックアップ」タブをクリックします。


本番サーバー環境でのバックアップファイルとして、先ほどアップロードした統合ファイルが表示されます。
「復元」をクリックします。


「復元」タブが表示され、「復元」ボタンをクリックすると上記の画像のようにファイルの読み込みが始まります。
読み込みが完了すると、ポップアップ表示で「復元が完了しました。」と表示されるため、「OK」を押せば無事サイト移行完了です。
サイトが正常に動作しているかのチェックポイント
新しい環境で完全にサイトが正常に動作しているかは、確認すべきポイントがあります。
特に「引っ越し前後のURLが変わる場合」や「別のサーバーに移った場合」は、以下のリストに沿ってチェックを行ってください。
パーマリンクの再保存(404エラー対策)
インポート直後にトップページ以外(個別記事など)を開くと、「404 Not Found」エラーになることが非常に多いです。
WordPress管理画面の左メニューから設定>パーマリンクを開きます。
設定内容は何も変更せずに、ページ最下部の「変更を保存」ボタンをそのままクリックします。
これにより、WordPress内部のURL構造が新しいサーバーに合わせて再構築されます。
ログイン情報とセキュリティ設定の確認
データベースが丸ごと上書きされたため、管理画面のアクセス情報も引っ越し前のものに戻っています。
ログイン情報であるユーザー名とパスワードは、「バックアップ元(引っ越し前)」のサイトで使っていたものになります。
「SiteGuard WP Plugin」などのセキュリティプラグインを入れている場合、ログインページのURL(例:wp-adminから独自のものへ)も引っ越し前の状態に戻っています。
表側(フロントエンド)の表示チェック
ブラウザのキャッシュ(過去の古いデータ)が残っていると正しく確認できないため、シークレットモード(プライベートブラウズ)でサイトを開いて確認します。
記事内の画像や、ヘッダー・ロゴ画像が「リンク切れ(×マーク)」になっていないか確認します。
グローバルメニューや記事内のリンクをクリックし、正しいページに遷移するか(古いドメインに飛んでしまわないか)を確認します。
CSS(スタイルシート)が正しく読み込まれ、引っ越し前と同じレイアウトになっているか確認します。
サーバー依存の機能(メール・キャッシュ)のテスト
サーバーが変わると、メールの送信機能やキャッシュの仕組みが変わるため、動作テストが必須です。
お問い合わせフォームにて「Contact Form 7」などを使用している場合、実際にテスト送信を行い、ご自身のメールアドレスに通知が届くか確認します。(サーバーによってはメールの送信設定の微調整が必要です。)
キャッシュのクリアにて、キャッシュ系プラグイン(WP Super Cacheなど)を利用している場合は、プラグインの管理画面から一度「キャッシュを削除(パージ)」しておきます。
SEO設定の確認(テスト環境から本番への移行時)
ローカル環境(自分のPC内)や、誰にも見られないテストサーバーから本番へ移行した場合、絶対に確認すべき項目です。
検索エンジンでの表示にて、設定 > 表示設定を開き、「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックが入っていないか確認します。
ここにチェックが入ったままだと、Googleの検索結果にいつまで経っても表示されません。









