問い合わせなどから、どうやってプログラミング言語を覚えたのか、そもそもなぜツールを作成しようと思ったのか、どうやってネタを集めているのかなど、様々な内容の嬉しいメールを頂きました。
上記の内容をもとに、記事をきっかけにpythonはじめよ〜って方がいるということで、基礎編を書き記していこうと思い立ちました。今回は、Pythonの特徴や環境などをお話します。
目次
Python初心者がプログラミングを学習するにあたって
pythonに限らずプログラミング言語というのは、一長一短で習得できるものではありません。ですが、本を買って闇雲に学習しても無駄なことをしてしまうことも多々あります。
私自身、たくさん本を買いますが全て必読することはまずあり得ません。付箋を張っていますが、目次読みしたあとに確認したいページを読んで終わりです笑
本が素晴らしいところは解説があるため、コードの理解が早くなる程度です。そのため、必要な内容だけを抽出して、効率的に学習すればすぐにプログラミング言語を扱うことは可能です。
ある程度、学習してきたからできることかと思われるかもしれませんが、全くそんなことはありません。なぜなら、そもそも利用しないようなコードを覚えても実践の役に立たないからです。知識を蓄えることは大事ですが、1から10まで覚えることを主軸に置くと、時間が足りず、きっとプログラミングに飽きると思います。
また、覚えなきゃいけない時期がくれば勝手に学習するようなマインドになってくると思います。
もちろん言語によって必須な学習項目は変化するので、そこの注意は必要となります。
Pythonについて
Pythonは、オランダ人であるグィド・ヴァン・ロッサムさんが開発したオープンソースのプログラミング言語となります。
Pythonを利用するにあたって、テキストファイルに記述した処理をそのまま実行することができる非常に扱いやすい言語です。
以下に、PythonのURLを張っときますので、ぜひPCにインストールして環境を整えてみてください。
どんな言語なのか
必要最小限のシンプルすぎる文法
昨今、様々なプログラミング言語が存在していますが、プログラミング言語によってはとても多くの決まりごとを詰め込んだものとなっています。
つまり、非常に複雑な文法になってしまうため、とっつきにくいものになります。
その点、非常にシンプルな文法になっているのが、Pythonです。
また、ライブラリといった機能を拡張・強化するものも豊富なため、様々な用途に対応しています。
誰が記述しても大概同じ
Pythonは文法のみがシンプルな訳ではなく、記述方法もとてもシンプルです。
よくあることが、プログラマが違えば書き方も違うことが起こりがちとなっています。
Pythonはシンプルが故に、初心者の方でもすぐに身に付けることができます。
様々な環境に対応
Pythonは基本的な文法・記載方法がまとまっていること、またオープンソースとして公開されていることなどから、様々なプラットフォームがリリースされています。
OSで言えば、Windows, macOS, Linuxはもちろん、iOS, Androidでも動かすことができます。つまり、幅広い環境で動かすことができるわけです。
どうPythonでプログラムを作るのか
Pythonでどうやってプログラムを作成すればいいのか。これは、今後の記事で具体的に記していこうと思います。まずはPythonの内容をしっかり書きたいので、ここではご容赦ください。
簡単に言うと、Pythonの開発は「テキストファイルを作成してソースコードを記述するだけ」です。
もちろん、難しい話になるとコンパイラ系とインタープリタ系の言語の話になりますが、今は割愛します。あなたに時間があれば、調べてみるとより深い理解に繋がりますので、調査してみてください。
開発環境
多くのプログラミング言語は、開発を行う際に「開発ツール」といった専用のソフトウェアを用意し、利用することになります。もちろん、「プログラムに必要なファイル群や機能をまとめるツール」があった方が圧倒的に便利なわけです。
ただ、まずはPythonを実行するのに必要なのはテキストファイルのみです。
超簡単です。奇跡としか言いようがありません。すみません、言い過ぎました。
Pythonも本格的な開発になれば、管理するための開発ツールが必要となります。
しかし、基本的には「テキストファイルに書くだけ」なので、よほど大規模なプログラムを作成しない限り、簡単に開発できます。
テキストエディタ
Pythonのプログラマが重視するのは兎にも角にも「テキストエディタ」です。
単純なメモ帳を想像した人もいるかもしれませんが、ここでは豊富な機能を持ったテキストエディタを指しています。
私が使っているもので言えば、macだと「ATOM」,「CotEditor」、Windowsだと「sublimetext」, 「notepad++」などですね。
全然関係ないですが、会社で議事録用に利用しているのは「cubenote」など、様々なテキストエディタを試してみるのもいいかもしれません。
4. Pythonはどこで利用されているのか
Webの開発
Pythonは、WebサイトやWebアプリケーションの開発でかなり使われています。
Webの裏側で、Pythonは多用されているわけですね。
Pythonを利用している有名なサービスとしては、YouTube, Instagram, Dropbox, Pinterest, Evernoteなど、こうした世界的に有名なサービスも、内部でPythonが使われています。
Pythonは、Googleの内部でかなり広く利用されています。
Googleが提供している各種サービスでは、内部でPythonによるプログラムが多用されているようです。
単にサーバー側の処理に止まらず、サーバー運用管理やデータログ管理など幅広い分野で活用されているわけです。
Googleのスピード感のある開発には、Pythonは大きな力になっているかもしれませんね!
人工知能(機械学習)
最近、Pythonが注目を浴び出したのは、間違いなくこれでしょう笑
Pythonは、人工知能の開発で多用されています。
これは、Googleによって開発されているTensorFlowという機械学習ライブラリなどの影響が大きいと言えるでしょう。
オープンソースで公開されているため、多くの人が機械学習を始めるきっかけとなりました。
他にもデータ分析や高度な科学計算でPythonによるツールが利用されて、人気を集めている気がしますね。
あなたのPCでも活躍する
ここまでたくさんの内容を記載してきて、できるのか不安になる方もおられるかもしれません。
もちろん、PythonはあなたのPCの中でも広く活躍してくれると思います。
私自身も様々なツールを作成して、自動化しまくっています笑
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