「Pythonで自動化・業務効率化ツールを作成したいけど、作り方が分からない、、」というお悩みを持たれている方がいらっしゃいます。
近年ではPythonによる自動化や業務効率化が流行っており、本屋さんでも「Pythonで作業を自動化・業務効率化しよう!」といった内容の本が多く見受けられます。
しかし、実際にPython学習に取りかかって自動化・業務効率化ツールを作成しようと試みるものの、どう作ればいいのか、どのライブラリを使えばいいのかなど分からない事だらけだと思います。

なので、今回はそういったお悩みを解決できる内容となっております。
また、筆者自身クラウドソーシングサイトであるランサーズにてコンスタントに毎月10万円を稼ぎ、プログラミング業務にて2021年6月に最高報酬額である30万円を突破しました。

年間報酬額も100万円突破するなど、実務的なプログラミングの活用方法や具体的な稼ぎ方について、一定の記事信頼を担保できると思います。

プログラミングは習得することで、本業/副業に十分活かせる武器になると先にお伝えしておきます。
目次
Pythonが選択される理由

今では自動化・業務効率化といったらPythonと代表的になっていますが、なぜPythonが選ばれているのでしょうか?
自動化・業務効率化は別にPython以外のプログラミング言語でも可能です。
勘違いする方がいるかもしれませんが、プログラミング言語というものは機械に指示を出すためのものであって、得意不得意があれど自動化・業務効率化はどのプログラミング言語でも可能です。
人間でも勉強が得意な人もいれば、スポーツが得意な人もいたりと千差万別です。
では、なぜPythonが自動化に使われるのか理由を列挙していきます。
・コードがシンプル
・ライブラリが豊富
・多くの情報がネット上に落ちている
一つ一つ解説していきたいと思います。
コードがシンプル

一つはPythonはコードがシンプルで分かりやすい事が挙げられます。
Pythonはインタプリタ型言語とも呼ばれ、「人間が理解しやすいコード」のことを指します。
プログラミングは機械に指示を出しますが、機械は人間の言葉が理解できず機械語しか分かりません。
機械語などの説明は本記事内容と脱線してしまうので、割愛させていただきますが、インタプリタ型であるPythonは人間でも分かりやすいコード設計になっている事だけ理解して頂ければ幸いです。
コードがシンプルだと何がいいのかというと誰かにPythonで書かれたコードを共有した時にも説明がしやすく、チーム開発に向いています。
また、二人が同じ内容のプログラムを作成する時にも基本的に同じコードになるので、非常に読みやすく書きやすい言語となっています。
ライブラリが豊富

Pythonは海外企業が多く採用されているので、その企業ごとに開発されたライブラリが多数存在します。
例えば、Tensorflow(テンソルフロー、テンサーフロー)はGoogleが開発された機械学習ライブラリであり、オープンソースとして誰でも使えるようにGoogleから提供されています。
また、ディープラーニング向けに開発されたChainerも日本の企業であるPreferred Networksが開発されています。
このように、データを処理するためのライブラリが多数あるので、1からコードの記述をしなくても良い点が挙げられます。
多くの情報がネット上に落ちている

今となってはプログラミング言語Pythonもある程度の認知を獲得している言語だと思います。
そのため、ネット上に多くの情報が散らばっています。
これも重要なポイントの一つで、多くの人がプログラミングに取り組む際に情報がたくさんあることは有益なプログラミング言語であることが頷けます。
また、たとえSEやPGといった職種の人でなかったとしても、多くの人が取り組んだ数が多ければ、それだけ有益な情報が落ちている可能性も拡がることになります。
そのため、誰もが触れることのできる、あるいは取り組むことができるほどの簡易性をもつプログラミング言語Pythonは、自動化や業務効率化に利用するだけの価値が存在することになります。
Pythonで自動化・業務効率化できるもの

自動化・業務効率化といっても目的に応じて様々な手法があります。
今回はPythonを利用する代表的な自動化・業務効率化の方法をご紹介していきます。
Pythonだけでなくノーコードで今すぐにでもTwitterを始め、様々なデータ収集を効率化したい人は、「【ノーコード】仕事を効率化するIFTTTの使い方と自動化ツール作成方法」を実践することをおすすめします。
Twitterによる利用例と使い方を網羅的に解説しています。
ウェブサイトからデータを抽出する(スクレイピング)

まず、Pythonといったらスクレイピングだと思います。
スクレイピングを使用することにより、自分が欲しい商品の価格や株価などの情報を取得する事ができて逐一Webサイトをクリックして確認する手間が省くことができます。
Pythonにてスクレイピングをする際の代表的なライブラリがBeautiful Soup4やRequests、Scrapyになります。
これらのライブラリを駆使して、スクレイピングを行なっていきます。
スクレイピングについてやBeautiful Soupの使い方に興味がある方はこちらの記事をご覧ください。
ブラウザを操作する

Pythonでは人の手を借りずにブラウザを操作することも可能です。
自分の欲しいデータがWebサイト内にある場合、クリックしないと取得できないこともあるので、BeautifulSoupなどのライブラリだけでは完結しません。
ブラウザ操作にはSeleniumというライブラリによって、自動化する事ができます。
これにより、スクロールやクリック、ブラウザバックと基本的な操作であれば誰でも操作する事ができ、自分が欲しいデータがあるページまでたどり着く事が可能になるので、より高度なスクレイピングツールを作成する事ができるのです。
Seleniumはスクレイピング技術と相性がいいので、簡易的なスクレイピングツールを作成できたら、ぜひブラウザ操作を加えたスクレイピングにチャレンジしてみてください。
Seleniumについてや使い方に興味がある方はこちらの記事をご覧ください。
Excelの操作
会社員の方は馴染みのあるExcelですが、こちらもデータの入力など自動化・業務効率化する事ができます。
Excelの中にも合計をだすsumなど簡易的な関数が搭載されていますが、残念ながら紙媒体に書かれたデータをExcelに入力するといった事は人間の手を使う必要があります。
上述したように、考えずともできる反復的な作業は自分の人生という限られた時間の中でやるべきタスクではありません。
PythonにてExcelを操作するには、OpenPyXLというライブラリを使用します。
ブラウザの検索バーにて「Python Excel」と入力すれば、自動化する様々なWebサイトが出てくるので是非試してみてはいかがでしょうか?
また、今後もプログラミングに取り組み続けていく中で、実務に利用できる学びを身につけていかなければなりません。
業務効率化・自動化を実現するために、実務のヒントとなったおすすめのPython本は以下のものになります。
・退屈なことはPythonにやらせよう ―ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング
画像を編集する

Pythonを利用する以前に、ネット上で利用される基本的なデータは3つあります。
分類として、画像・動画データ、テキストデータ、数値データの3つです。
そして、PillowやOpenCVを利用することで、とても簡単に画像編集/加工が行えます。
Web APIを利用する

PythonではAPIを使って、自動化することも可能です。
APIとは、「Application Programming Interface」の頭文字をとった略語のことであり、最後のインターフェイスとは、「何か」と「何か」をつなぐものという意味を持ちます。
例えば、USBも「パソコン」と「周辺機器」をつなぐものですので、インターフェイスの一つです。
企業が開発したアプリケーションによって、商業目的などによってAPIが提供されている事があります。
Twitterであればいいねやフォローといった機能がありますが、Twitter APIを利用するとこれらの機能がTwitter上だけでなくPythonなどのプログラミング言語からも使えるようになります。
つまり、Twitterを開かなくてもプログラム側からTwitterの機能を使えるということです。
APIを使った自動化について興味がある方はこちらの記事をご覧ください。
※予め、Twitter API、YouTube APIを取得されている方限定になります。取得方法については記事に掲載しております。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「Pythonで自動化・業務効率化ツールを作成したいけど、作り方が分からない、、」といった方に対して目的に応じた自動化・業務効率化のやり方をご紹介していきました。
・Webスクレイピング
・クローリング
・Excel操作
・画像・動画・テキスト・数値データの自動処理
・Web APIの連携
本記事を通して、Pythonの自動化・業務効率化ツールを作るきっかけとなれば幸いです。
最後まで一読していただき、ありがとうございました!