「Pythonで自動化・業務効率化ツールを作成したいけど、作り方が分からない、、」というお悩みを持たれている方がいらっしゃいます。
近年ではPythonによる自動化や業務効率化が流行っており、本屋さんでも「Pythonで作業を自動化・業務効率化しよう!」といった内容の本が多く見受けられます。
しかし、実際にPython学習に取りかかって自動化・業務効率化ツールを作成しようと試みるものの、どう作ればいいのか、どのライブラリを使えばいいのかなど分からない事だらけだと思います。
なので、今回はそういったお悩みを解決できる内容となっております。
目次
自動化・業務効率化とは

そもそも自動化・業務効率化とは何でしょうか?
自動化とは「人間による作業を、機械の自動によるように変えること。」を指します。
また、業務効率化とはその言葉通り、今従事している業務の効率化を図ることです。
こういった自動化・業務効率化はデータ入力など考えなくてもできる機械的な作業をプログラムする事で、アイデアの考案やプロジェクトメンバーとのコミュニケーションなど、本来人間がやるべき作業に注力する事が大きなメリットになります。
また、機械学習や深層学習によって自分向いている職業は何なのか、自分の特徴なども分かるようになっており、自分で考えなくてもプログラムが教えてくれる時代になってますので、無駄に考える必要もなくなりつつあります。
なぜ、Pythonなのか?

今では自動化・業務効率化といったらPythonと代表的になっていますが、なぜPythonが選ばれているのでしょうか?
自動化・業務効率化は別にPython以外のプログラミング言語でも可能です。
勘違いする方がいるかもしれませんが、プログラミング言語というものは機械に指示を出すためのものであって、得意不得意があれど自動化・業務効率化はどのプログラミング言語でも可能です。
人間でも勉強が得意な人もいれば、スポーツが得意な人もいたりと千差万別です。
では、なぜPythonが自動化に使われるのか理由を列挙していきます。
・コードがシンプル
・ライブラリが豊富
・多くの情報がネット上に落ちている
一つ一つ解説していきたいと思います。
コードがシンプル
一つはPythonはコードがシンプルで分かりやすい事が挙げられます。
Pythonはインタプリタ型言語とも呼ばれ、「人間が理解しやすいコード」のことを指します。
プログラミングは機械に指示を出しますが、機械は人間の言葉が理解できず機械語しか分かりません。
機械語などの説明は本記事内容と脱線してしまうので、割愛させていただきますが、インタプリタ型であるPythonは人間でも分かりやすいコード設計になっている事だけ理解して頂ければ幸いです。
コードがシンプルだと何がいいのかというと誰かにPythonで書かれたコードを共有した時にも説明がしやすく、チーム開発に向いています。
また、二人が同じ内容のプログラムを作成する時にも基本的に同じコードになるので、非常に読みやすく書きやすい言語となっています。
ライブラリが豊富
Pythonは海外企業が多く採用されているので、その企業ごとに開発されたライブラリが多数存在します。
例えば、Tensorflow(テンソルフロー、テンサーフロー)はGoogleが開発された機械学習ライブラリであり、オープンソースとして誰でも使えるようにGoogleから提供されています。
また、ディープラーニング向けに開発されたChainerも日本の企業であるPreferred Networksが開発されています。
このように、データを処理するためのライブラリが多数あるので、1からコードの記述をしなくても良い点が挙げられます。
多くの情報がネット上に落ちている
今となってはプログラミング言語Pythonもある程度の認知を獲得している言語だと思います。
そのため、ネット上に多くの情報が散らばっています。
これも重要なポイントの一つで、多くの人がプログラミングに取り組む際に情報がたくさんあることは有益なプログラミング言語であることが頷けます。
また、たとえSEやPGといった職種の人でなかったとしても、多くの人が取り組んだ数が多ければ、それだけ有益な情報が落ちている可能性も拡がることになります。
そのため、誰もが触れることのできる、あるいは取り組むことができるほどの簡易性をもつプログラミング言語Pythonは、自動化や業務効率化に利用するだけの価値が存在することになります。
自動化・業務効率化できるもの

自動化・業務効率化といっても目的に応じて様々な手法があります。
今回はPythonにて用いらえる代表的な自動化・業務効率化の方法をご紹介していきます。
ウェブサイトからデータを抽出する(スクレイピング)
まず、Pythonといったらスクレイピングだと思います。
スクレイピングを使用することにより、自分が欲しい商品の価格や株価などの情報を取得する事ができて逐一Webサイトをクリックして確認する手間が省くことができます。
Pythonにてスクレイピングをする際の代表的なライブラリがBeautiful Soup4やRequests、Scrapyになります。
これらのライブラリを駆使して、スクレイピングを行なっていきます。
スクレイピングについてやBeautiful Soupの使い方に興味がある方はこちらの記事をご覧ください。
ブラウザを操作する
Pythonでは人の手を借りずにブラウザを操作することも可能です。
自分の欲しいデータがWebサイト内にある場合、クリックしないと取得できないこともあるので、BeautifulSoupなどのライブラリだけでは完結しません。
ブラウザ操作にはSeleniumというライブラリによって、自動化する事ができます。
これにより、スクロールやクリック、ブラウザバックと基本的な操作であれば誰でも操作する事ができ、自分が欲しいデータがあるページまでたどり着く事が可能になるので、より高度なスクレイピングツールを作成する事ができるのです。
Seleniumはスクレイピング技術と相性がいいので、簡易的なスクレイピングツールを作成できたら、ぜひブラウザ操作を加えたスクレイピングにチャレンジしてみてください。
Seleniumについてや使い方に興味がある方はこちらの記事をご覧ください。
PythonではAPIを使って、自動化することも可能です。
APIとは、「Application Programming Interface」の頭文字をとった略語のことであり、最後のインターフェイスとは、「何か」と「何か」をつなぐものという意味を持ちます。
例えば、USBも「パソコン」と「周辺機器」をつなぐものですので、インターフェイスの一つです。
企業が開発したアプリケーションによって、商業目的などによってAPIが提供されている事があります。
Twitterであればいいねやフォローといった機能がありますが、Twitter APIを利用するとこれらの機能がTwitter上だけでなくPythonなどのプログラミング言語からも使えるようになります。
つまり、Twitterを開かなくてもプログラム側からTwitterの機能を使えるということです。
APIを使った自動化について興味がある方はこちらの記事をご覧ください。
※予め、Twitter APIを取得されている方限定になります。
Excelの操作
会社員の方は馴染みのあるExcelですが、こちらもデータの入力など自動化・業務効率化する事ができます。
Excelの中にも合計をだすsumなど簡易的な関数が搭載されていますが、残念ながら紙媒体に書かれたデータをExcelに入力するといった事は人間の手を使う必要があります。
上述したように、考えずともできる反復的な作業は自分の人生という限られた時間の中でやるべきタスクではありません。
PythonにてExcelを操作するには、OpenPyXLというライブラリを使用します。
ブラウザの検索バーにて「Python Excel」と入力すれば、自動化する様々なWebサイトが出てくるので是非試してみてはいかがでしょうか?
また、今後もプログラミングに取り組み続けていく中で、実務に利用できる学びを身につけていかなければなりません。
業務効率化・自動化を実現するために、実務のヒントとなったおすすめのPython本は以下のものになります。
・退屈なことはPythonにやらせよう ―ノンプログラマーにもできる自動化処理プログラミング
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は「Pythonで自動化・業務効率化ツールを作成したいけど、作り方が分からない、、」といった方に対して目的に応じた自動化・業務効率化のやり方をご紹介していきました。
本記事を通して、Pythonの自動化・業務効率化ツールを作るきっかけとなれば幸いです。
最後まで一読していただき、ありがとうございました!
プログラミング学習で作りたいものがない場合
独学・未経験から始める人も少なくないので、プログラミング学習の継続や学習を続けたスキルアップにはそれなりのハードルが設けられています。
また、プログラミング学習においても、学習者によってはすでに学習対象とするプログラミング言語や狙っている分野が存在するかもしれません。
そのため、費用を抑えて効率的にピンポイント学習で取り組みたいと考える人も少なくありません。
また、プログラミング学習において目的を持って取り組むことは大切ですが、『何を作ればいいかわからない。。』といったスタートの切り方で悩む人もいると思います。
そういったプログラミング学習の指標となる取り組み方について詳細に記載したまとめ記事がありますので、そちらも参照して頂けると幸いです。
Pythonに特化した学習を進めたい人へ
筆者自身は、Pythonista(Python専門エンジニア)としてプログラミング言語Pythonを利用していますが、これには取り組む理由があります。
プログラミングの世界では、IT業界に深く関わる技術的トレンドがあります。
日夜新しい製品・サービスが開発されていく中で、需要のあるプログラミング言語を扱わなければなりません。
トレンドに合わせた学習がプログラミングにおいても重要となるため、使われることのないプログラミング言語を学習しても意味がありません。
こういった点から、トレンド・年収面・需要・将来性などを含め、プログラミング言語Pythonは学習対象としておすすめとなります。
オンラインPython学習サービス – 『PyQ™(パイキュー)』

「PyQ™」は、プログラミング初心者にも優しく、また実務的なプログラミングを段階的に学べることを目指し、開発されたオンラインPython学習サービスです。
Pythonにおける書籍の監修やPythonプロフェッショナルによるサポートもあり、内容は充実しています。
技術書1冊分(3000円相当)の価格で、1ヶ月まるまるプログラミング言語Pythonを学習することができます。
特に、、、
・プログラミングをはじめて学びたい未経験者
・本、動画、他のオンライン学習システムで学習することに挫折したプログラミング初心者
・エンジニアを目指している方(特にPythonエンジニア)
かなり充実したコンテンツと環境構築不要なため、今すぐにでも学び始めたい・学び直したい、Pythonエンジニアを目指したい人におすすめです。
オンラインPython学習サービス「PyQ™(パイキュー)」 ※技術書1冊分の価格から始めて実務レベルのPythonが習得できます |
おすすめしたいプログラミング学習プラットフォーム
独学・未経験から始める人も少なくないので、プログラミング学習の継続や学習を続けたスキルアップにはそれなりのハードルが設けられています。
また、プログラミング学習においても、学習者によってはすでに学習対象とするプログラミング言語や狙っている分野が存在するかもしれません。
そのため、さらに費用を抑えてピンポイント学習に取り組みたいと考える人も少なくありません。
そこで費用を抑えた上でプログラミングに取り組みたい人へ、オススメしたいプログラミング学習プラットフォームを紹介していきます。
プログラミング学習プラットフォーム – Udemy

Udemyは、世界最大級のオンライン学習プラットフォームとなります。
世界中の学びたい人と教えたい人をオンラインでつなぐサービスとなっており、Udemyは米国Udemy,Inc.が運営するプラットフォームで日本ではベネッセが事業パートナーとして協業をしています。
<利用者実績>
受講者数:約3000万人
講師数:約42000人
講座数:約10万
お手頃な価格帯の豊富なコンテンツ
1講座あたり数千~数万円程度で実践的なスキルアップが可能となっています。
講座は一度購入すれば視聴期限なく受講することができます。
また、30日返金保証もついているので安心して始めることができます。
学びやすい多彩な機能
0.5~2倍の変速機能で自分のペースで受講を可能にする機能や、専用アプリを利用することでスマホからオフライン環境でも学習対象となる講座の視聴が可能です。
また、講師にアプリ・サイト等の直接掲示板から質問ができるため、疑問を解決し自学自習をサポートしています。
どんな人が対象者になるのか?
Udemyを検討するにあたって、次のような内容で悩んでいるあるいは目的としている人にオススメすることができます。
・習得したいプログラミングスキルが明確で、年収アップのために学習しているエンジニア
・テクノロジー、ビジネスに関するスキルアップに関心が高い人(特にAI・機械学習を学んでスキルアップを検討されている人)
・Adobeのソフトなどウェブデザインを学びたいと考えている人
・仕事に関連して、スキル獲得や資格取得が必須な人
・転職・再就職・副業のために自己投資を検討している人
これらの内容に当てはまる人は、利用しやすい環境が整っています。
Udemyの主要コース
Udemyには数多くの講座ありますが、分野ごとに学習対象を区分けしておきましょう。
登録してすぐにでも学習が始められるので、特化した分野を以下にまとめておきます。
プログラミング学習は時間を無駄にせず、素早く学習を始めることも大切なので、一分一秒でも習得したいプログラミングスキルに時間を費やしましょう。
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