プログラミング学習者の中で、3ヶ月は一つの目安になる習得期間です。
実際に3ヶ月という期間で考えられたプログラミングスクールの期間も数多く存在します。
その中で3ヶ月間でどれだけの学習ができてるのか悩んでいる方も少なくありません。
そこで今回の記事では、3ヶ月間のプログラミング学習を終えて、その蓄えられた知識で少しでも実践的で稼ぐ目的を達成する方法を解説していきたいと思います。
目次
プログラミング基礎学習から稼ぐまでの3ヶ月の流れ
プログラミング学習を開始するにあたって、やはりゴールが明確化されていることが学習速度にも依存してきますので、上の画像を元に詳しく解説していきたいと思います。
また、期間としての目安を1週間・2週間・1ヶ月・2ヶ月・3ヶ月と区切っていることと、筆者のブログサイトはpythonを中心としたサイト構成となっているため、プログラミング言語の中心をpythonとさせていただいております。
また、別の理由としてGoogle トレンドと呼ばれるツールにて、過去1年間でのトレンドにおける人気度も比較して、今後の言語選択を考えている人に有用な情報とするため、pythonを選択しております。
以下にその各種プログラミング言語のトレンド画像を添付しておきます。
それでは、目安となる1週間・2週間・1ヶ月・2ヶ月・3ヶ月における具体的な学習内容の解説を行います。
プログラミング学習の取り組み – 1週間
具体的にどんな学習を行うかですが、無料サービスを駆使しないわけにはいきません。
もうおそらくプログラミングという単語を知っている方なら誰もが一度は耳にするであろうProgateと呼ばれる基礎学習におけるオンライン学習教材を利用していきます。
ここで注意して欲しいのは、大事なことはプログラミングで利用される概念を理解することです。
コード1行1行を暗記する必要は全くありませんし、もしも学習教材を隅から隅まで理解しなければ先に進めないと考えている人は、思い詰めず取り組んでいきましょう。
もう一度言いますが、あくまで基礎学習は全てを暗記するのではなく、概念の理解に努めてください。
プログラミングでの実務でもよくありますし、筆者自身がそうですが、必要に応じてその都度ググって解決することの方が当たり前です。
気兼ねなく取り進めていきましょう。
HTMLの理解
このHTMLの理解は、WEBアプリにおいて欠かせない言語です。(むしろ必要じゃないものはありませんが。。。)
兎にも角にもHTMLとはどういうものなのか学んでいく必要があります。
HTMLのみを利用して、ひとまず簡単なペラ1のページを作成できるようになれば十分だと思います。
CSSの理解
次に必要な知識として、CSSと呼ばれるデザインに利用する言語になります。
material-uiやBootstrapなどが代表的に利用されていると思いますが、ひとまず詳しいことは気にせず、ペラ1のページを作成したら、どのようなデザイン(ボタンやバナーなど)が作成できるのか理解しておきましょう。
くどいかもしれませんが、あくまでも概念を理解することと、それぞれがどんな役割を持っているかを意識して学習を進めてください。
Pythonの理解
ようやくプログラミング言語であるPythonの登場です。
このPythonは、よく機械学習・ディープラーニングなどで利用されており、計算処理に強い(数学的ライブラリが豊富なため。)とされ敷居が高い言語として取り扱われがちですが、コードが読みやすく記述性も高い言語となっています。
また、のちにご紹介するPythonのwebフレームワークDjangoは、非常に優れた機能を取り揃えたものになっているので、webアプリ開発にも向いています。
今回の学習ロードマップを取り進めてみようと思う方はぜひ、その威力を感じていただければと思います。
プログラミング学習の取り組み – 2週間
2週間目に突入した段階から、早くもWEBアプリ開発に着手しましょう。
ただ、いきなりWEBアプリ開発をすると言っても、右も左もわからない人にとって、これほど漠然に取り進めましょうという言葉が響かないものはありませんよね。
ということで、無料で有益なDjangoに特化したWEBアプリ開発チュートリアルサイトをご紹介します。
詳細の内容に関しては、別記事にてご紹介しているものがありますので、そちらを参照していただければと思います。
別記事にてご紹介させていただいたチュートリアルサイトにて、Djangoのフレームワークとしての概念や機能を理解することができます。
解説も丁寧ですので、おすすめしたい学習サイトです。
WEBアプリ開発
WEBアプリ開発において理解して欲しいことは、、、
・サーバーとは何か
・データベースとは何か
・プロダクトとは何か
・デプロイとは何か
もちろん、各項目で利用されるものも詳細な内容になれば、数多くの情報を理解する必要がありますが、まずはチュートリアルに沿って全体を把握していきながら、都度詳細な記述の中で出てくる単語を調べていきましょう。
フレームワーク
ここでは、Djangoを中心に理解を進めていくわけですが、基本的なCRUD機能やMTVモデルといった概念を理解していきましょう。
WEBアプリケーションを開発するのに欠かせない考え方なども詳しくチュートリアルで理解していくことができるかと思います。
また、どのようにして機能が実装され、どのように反映されて出力されるのか、一連の流れも理解していくことが重要になります。
BootStrap
これはCSSに関するフレームワークとなっていますが、CDNと呼ばれる技術により、非常に簡易的にデザインを行うことができるものになります。
現在では、プログラミングで大規模なアプリケーションでなければ比較的開発しやすい環境がどんどん整備されてきています。
また、効率性も重視されている時代なので、様々な技術に触れる機会を作っていきましょう。
プログラミング学習の取り組み – 1ヶ月
ここまで進んでくる頃には、爆速でプロダクトベースのチュートリアルを終え、最低でも簡易的なWEBアプリが一つ完成しているかと思います。
それと並行して学習しておきたい内容が以下のものになります。
基本的にここからは何を利用して、どのようなものを開発していきたいのか考えながら取り進めていくフェーズになってきます。
簡易的な機能追加
おそらく、チュートリアルサイトなどをこなしていく段階で、「こんな機能は追加できないのかな?」とか「あんな機能はどうやれば追加できるだろうか?」といった試行錯誤のフェーズになってくるかと思います。
ここでググり力と今までの学習を振り返り、情報収集を行っていきます。
そして、一つ二つと機能を実装して、簡易的ではありますが、少しでもオリジナルな発想を持って取り組んでみましょう。
これはとても大事な情報収集力と問題解決力を養うことができるので、一つの課題として取り組むとレベルアップにつながります。
データベース
データベースにも視野を広げて学習できるとなお良いです。
アプリケーション内で取り扱うデータによって、データベースへの意識も必要になりますが、最低限利用したデータベースはどんな特徴があるか調べたり、一般的には何が利用されているのかなど、その都度学習しておきましょう。
各種サービス
WEBアプリ開発となれば、様々なサービスとの連携は必須となります。
様々なサービスとの連携をしながら、アプリ開発を行っている教材も数多く存在するので、学習教材として興味のある分野をどんどん学習しながら、それらで利用されている連携サービスも理解していきましょう。
また、それらのサービスに触れたことがあるという経験は、かなり重要です。
知っているのと触れたことがあるでは大きな差につながるので、できる限り時間を使って各種サービスを一通り触れていきましょう。
プログラミング学習で作りたいものがない場合
独学・未経験から始める人も少なくないので、プログラミング学習の継続や学習を続けたスキルアップにはそれなりのハードルが設けられています。
また、プログラミング学習においても、学習者によってはすでに学習対象とするプログラミング言語や狙っている分野が存在するかもしれません。
そのため、費用を抑えて効率的にピンポイント学習で取り組みたいと考える人も少なくありません。
また、プログラミング学習において目的を持って取り組むことは大切ですが、『何を作ればいいかわからない。。』といったスタートの切り方で悩む人もいると思います。
そういったプログラミング学習の指標となる取り組み方について詳細に記載したまとめ記事がありますので、そちらも参照して頂けると幸いです。
プログラミング学習の取り組み – 2ヶ月
ここまでくると、1ヶ月で爆速な成長を遂げているので、インプット作業とアウトプット作業を繰り返し、プログラミングで何ができるかWEBアプリ開発を通して見えてくるものがあります。
もちろん、すべての理解が深くなるわけではありませんが、あなたなりの学習への取り組み方やノウハウもそれなりに蓄えられてくるはずです。
ここからは、学習してきた中で次なる課題を見つけ、それらの学習を行いつつ情報発信をしていくフェーズになります。
もちろん、情報発信することに意味があると思えない人もいるかもしれませんが、損となることもないで少しでも学習した内容を有効活用するためにも情報発信することをお勧めします。
自分の今のレベル感を発信することで、現在までの理解度が言語化されて自身で可視化できるので、他者とのギャップや他者の言葉がどの程度のものか測れるようになってきていることも確認できます。
コミュニケーションは自身のポジションを明らかにしてくれるのもありがたいです。
学習に関する情報発信
先ほどもお伝えした通り、自身の知識や経験がどれほど他者とギャップを生んでいるか、確かめていきましょう。
おそらく、Progateを何周かしているだけの人とは圧倒的に差を感じれるようになっていることだと思います。
また、目標にしていた人物の専門的な言葉も端々から理解できる段階に近づいてくる段階でもある気がします。
そして、自身の学習状況を発信することで、どのようにそこまでたどり着いたか関心を持ってくれる方も見受けられるようになります。
すると交流が生まれる可能性が大いにあるので、コミュニケーションを取ってエンジニアのつながりを持つのもよし、自分のスキルを活かせるものを探すのもよしとなります。
やはり、一番利用しやすいのがTwitterになります。
プログラミング学習者の中でも、Twitterアカウントをプログラミング用として作成して運用している人が数多くいるので、情報収集には最適なツールの一つだと思います。
また、Twitterの媒体を利用することで、直接案件につながる人もいれば、自身のスキルを宣伝するための媒体としても利用することができるので、どちらにおいても学習してきたことを発信しておくだけでも有用だと感じます。
ブログ
まさにこのブログサイトもその一つですが、学習したこと記録しておきたかったり、ブログ媒体を通して収益につなげることを考えている人がいれば、特化型ブログとして記事を拵えるのも手段だと思います。
あなたが作成したスクリプトコードなどが誰かの役に立つことがブログを通して分かれば、価値を創出したことになるので、今のスキル状況でも情報発信とスキル売買ができる可能性があることに他なりません。
ぜひ、自身の今までの学習状況を別の形でアウトプットしてみましょう。
プログラミング学習の取り組み – 3ヶ月
最後の1ヶ月でも、課題を見つけ続け取り組むことは継続しましょう。
なぜなら、この業界は常に新しい技術が開発されてリリースされるので、最新技術への理解が求められます。
また、アンテナを張って新しい分野のサービスや開発に携われることが希少性を生み、あなたの価値を高めてくれます。
常に学習の手を止めないことを大前提に取り組み続けましょう。
クラウドソーシング
もうフリーランスの中では確立された一つの稼ぎ方にもなっています。
自身の身につけたスキルを最大限発揮できる案件を探すことにありますが、最初は案件を受注するにしてもランクなどがあり、新規参入者は提案が通りにくいことがあります。
そのため、開発案件だけに分野を定めず、まずはデータ入力系やデータ収集関連で案件を探してみるのも良いかもしれません。
筆者自身は、スクレイピングツールの作成が得意な面もあるので、発注者が求めるデータを自動的に収集するツールを提案することで案件獲得をしたりしました。
分析系の案件で言えば、テキストマイニングによる分析など意外な案件が見つかります。
まずは、実績を積んでいきながらそもそもプログラミングはどんな分野で活躍させられるかも思考しながら案件探しをしてみると良いです。
ココナラ
これは今までのあなたの学習を振り返り、自身の学習に関する内容で出品サービスを低価格で提供してみてはという提案です。
筆者自身も、まずは稼ぐところからということでココナラでpython悩み相談サービスを提供した経験があります。
詳細な内容に関しては以下の記事にて参照してみてください。
オリジナル商品をきっかけに稼ぐならココナラ
やはりプログラミング学習を継続していく中で、自身のコンテンツを売り出さなければ実績を積むことができません。
就職・転職、フリーランスどれであろうと実績作りをすることで、エンジニアとしての価値を生み出すことができるため、”働く”ために必要な作業です。
そのためにココナラサービスを利用して、実績作りを始めていくのがおすすめです。
ここまででサービスの流れや対応内容などを掲載してきましたが、おそらく基本的なプログラミング言語学習を取り組めた人であれば、初心者の方へコンサルといった形のプログラミング言語学習に対するお悩み相談サービスが実施できると思います。
もちろん、別分野でのサービス展開も考えられるので、始めてみてはいかがでしょうか?
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ブログ収益 – アドセンス
変化球をつけた稼ぎ方で言えば、ブログ収益も得られることは考えられます。
当然、専門的な特化型ブログサイトになることが予想されるので、アドセンス申請も難なく通ることだと思いますし、専門的なサイトとなれば一定数アクセスは集まるかと思います。
現に筆者もその一人ですので、間違いないです。
また、これは余談になりますが、メルマガなどを利用したコンテンツ販売による収益の出し方などもありますので、ブログ媒体一つで様々な収益方法を確立することも可能です。
就職・転職
爆速で成長したあなたであれば、おそらくポートフォリオとして素晴らしいWEBアプリなどがいくつか出来上がっている頃だと思いますので、就職支援サービスを利用して就職活動や転職活動に励むのも断然ありです。
うまくいけば、独立の道もあります。
様々な稼ぎ方の中であなたが考えられる最適なものを選択しましょう。
自分自身に見合った企業を探し当てるためにも、複数の転職求人サイト・転職エージェントへの登録が大切です。
特に、未経験となると企業も限られてくるため、様々な転職求人サイトから情報収集しなければなりません。
ここでは、プログラマー・エンジニアを希望する人におすすめの転職求人サイトをご紹介しています。
どのような企業がどういったIT人材を求めているのか、厳選された情報から把握することができます。
自分自身の目的に沿った求人内容があるか、現時点で登録して情報収集することを強くお勧めします。
エンジニア転職なら【Tech Stars Agent】 ※エンジニア出身エージェントであり、スキルやキャリアを見据えた転職支援サポートあり |
Pythonに特化した学習を進めたい人へ
筆者自身は、Pythonista(Python専門エンジニア)としてプログラミング言語Pythonを利用していますが、これには取り組む理由があります。
プログラミングの世界では、IT業界に深く関わる技術的トレンドがあります。
日夜新しい製品・サービスが開発されていく中で、需要のあるプログラミング言語を扱わなければなりません。
トレンドに合わせた学習がプログラミングにおいても重要となるため、使われることのないプログラミング言語を学習しても意味がありません。
こういった点から、トレンド・年収面・需要・将来性などを含め、プログラミング言語Pythonは学習対象としておすすめとなります。
オンラインPython学習サービス – 『PyQ™(パイキュー)』
「PyQ™」は、プログラミング初心者にも優しく、また実務的なプログラミングを段階的に学べることを目指し、開発されたオンラインPython学習サービスです。
Pythonにおける書籍の監修やPythonプロフェッショナルによるサポートもあり、内容は充実しています。
技術書1冊分(3000円相当)の価格で、1ヶ月まるまるプログラミング言語Pythonを学習することができます。
特に、、、
・プログラミングをはじめて学びたい未経験者
・本、動画、他のオンライン学習システムで学習することに挫折したプログラミング初心者
・エンジニアを目指している方(特にPythonエンジニア)
かなり充実したコンテンツと環境構築不要なため、今すぐにでも学び始めたい・学び直したい、Pythonエンジニアを目指したい人におすすめです。
オンラインPython学習サービス「PyQ™(パイキュー)」 ※技術書1冊分の価格から始めて実務レベルのPythonが習得できます |
まとめ
いかがでしたか?
3ヶ月間という短期集中でもここまで具体的にゴールを定めれば、濃密なプログラミング学習ができるイメージはつきましたか?
あなたがプログラミング学習を始めるきっかけの一つとして、このロードマップが少しでも役に立てば幸いです。
最後まで一読していただき、ありがとうございました!