プログラミング学習の継続は、モチベーションに左右されます。
プログラミングにおけるモチベーションは、学習が続かない原因になります。
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これらの悩みを解決しながら、プログラミングへのモチベーション維持する方法を解説します。
記事を読み終えると、モチベーション低下への対策が理解できます。
結論は、プログラミング学習目標のハードルが高すぎるのが原因です。
また、筆者自身クラウドソーシングサイトであるランサーズにてコンスタントに毎月10万円を稼ぎ、プログラミング業務にて2021年6月に最高報酬額である30万円を突破しました。
年間報酬額も100万円突破するなど、実務的なプログラミングの活用方法や具体的な稼ぎ方について、一定の記事信頼を担保できると思います。
プログラミングは習得することで、本業/副業に十分活かせる武器になると先にお伝えしておきます。
目次
プログラミングでモチベーションが下がる理由
侍エンジニア塾で実施されたアンケート調査では、実に約9割の人が「プログラミング挫折経験」を感じており、第3位に「モチベーションが続かない」と回答してます。
独学によるプログラミング学習は、モチベーション低下の理由が明確です。
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様々な観点から、この3つがモチベーション低下の主な原因です。
独学で十分なプログラミング知識が身につかない
「テックアカデミー」を運営するキラメックスから発表されたアンケート調査(2021/03/04)によると、「独学で十分な知識が身につかない」の回答が56.6%を占めています。
特に、独学で身につかない知識として「技術/ノウハウの情報」が最も多く、「働く現場や企業の情報」「最新情報」「プログラミングを仕事で活かす方法」が挙げられます。
つまり、独学でもプログラミングの言語学習は知識として身につくが、プログラミングを活用する方法が全くわからず、使い道がないままモチベーションを低下させています。
「副業」するためにプログラミングを学ぶ人がいますが、プログラミング言語学習の知識だけでは取り組めないのが現実です。
副業目的にプログラミングを活用したい人は、「【副業】プログラミング言語学習から稼げる案件を認定ランサーが伝授!」で解説します。
プログラミング学習目標のハードルが高い
こちらは筆者が簡易的なタスク管理アプリが欲しくて、Trelloを参考に作成したものです。
利用したプログラミング言語やWebフレームワーク等は以下の内容です。
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開発マシンは準備する必要がありますが、その他は全て無料で利用でき、コストは学習時間だけになります。
しかし、いきなりWebブラウザ用のアプリケーション開発はおすすめしません。
ステップアップ学習しなければ、挫折します。
ぜひ、簡単に動作する一つのスクリプトファイルから始めることをおすすめします。
独学によるPythonのステップアップ学習がしたい人は、「【認定ランサー】Python初心者が作れるものを目的別に学習方法解説!」で解説します。
プログラミングの成功体験が得られない
プログラミング知識が不十分かつ学習目標が高すぎると、プログラミングの成功体験が得られません。
成功体験がないと現在の学習状況に自信を失くし、連鎖的に学習へのモチベーションが低下します。
ネット情報はレベルの高いプログラミング初心者が目に飛び込みやすいですが、ネット情報を鵜呑みにして目標を立てるのは危険です。
大規模なアプリケーション開発ばかりに目を向けがちですが、小さな積み重ねからです。
独学で膨大な時間を浪費し、成長してるかわからず挫折する人も少なくありません。
時短できるプログラミングスキル習得方法を知りたい人は、「プログラミングスキル習得に1000時間は不要!時短方法とコツ」で解説します。
プログラミング学習のモチベーションを維持する方法
プログラミング学習でモチベーションを高く維持するのは、とても重要です。
モチベーションを高く維持する有効な手段は、以下の3つです。
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これら3つがモチベーションを高く維持する方法です。
強制的な学習環境に身を置く
独学によるプログラミング学習は、孤独な勉強時間が多いです。
独学自体が悪いわけではないですが、1日理解の進捗が遅れたら1日分プログラミングを活用するタイミングが遅れます。
つまり、1日でも早く習得できればプログラミングを活躍させる日が1日早まります。
個人でスケジュール管理するのが難しい場合、正しい学習環境を提供してくれるメンターを見つけましょう。
目的・目標を設定し、スケジュール管理も含め強制的な学習環境を準備することが大切です。
1人の学習に限界を感じ挫折するぐらいなら、これまでの時間を無駄にしないために学習環境の見直しが必要です。
学習目標のハードルを下げる
多くのプログラミング初学者は、すぐにWebアプリケーションを開発したいと考えます。
しかし、初学者はプログラミングの基礎知識が圧倒的に不足しています。
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たとえToDoアプリを作成するだけでも、最低限の知識が必要になります。
これらの知識を学習の中で身につけるために、学習目標のハードルを下げましょう。
全体像が理解できる学習教材に取り組む
プログラミングのモチベーション低下の理由を深掘りすると、現在の学習内容が「何に役立つのか」わからないことです。
特に、テキスト教材のみで学習すると完成するまで動作確認や完成形を見ることがないため、何をしてるかわからない人も少なくありません。
全体像を理解した上でプログラミングがスタートできる学習教材に取り組みましょう。
教材に関しても有料と無料で迷う人がいますが、圧倒的に有料のオンライン学習教材がおすすめです。
現在は小額から始められるオンライン学習教材が豊富なので、プログラミングレベルに合わせて選ぶことができます。
個人的には、Udemyがおすすめです。
動作するポートフォリオと一連のプログラムを作成した成功体験が同時に手に入ります。
世界最大級のオンライン学習サイトUdemy |
プログラミングのモチベーションは目的/目標で変化する
プログラミング学習のモチベーションは、目的に到達するために立てた目標を達成するほど高まっていきます。
目的が不明瞭であれば、掲げた学習目標を達成しても「何のために取り組んでいるのか」わからずモチベーションが低下します。
逆に学習目標が不明瞭であれば、到達したい目的にいつまでも近づけずモチベーションが維持できません。
そのため、言語・知識習得する意味として、プログラミングの目的・目標を明確に設定することです。
目的とするエンジニア像を明確にできれば、逆算した学習目標が立てられます。
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特に、学習目標はフェーズ分けすると取り組みやすいです。
フェーズごとに学習目標を達成してモチベーションを高く維持しましょう。
ロールモデルをもとにエンジニア設計する方法を詳しく知りたい人は、「プログラミングを時間の無駄にしない人の特徴とエンジニア人生設計」で解説します。
プログラミングは知識先行させない
プログラミングは知識先行で学習すると失敗します。
プログラミング初学者が知識先行して失敗する具体例は、以下の流れです。
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これは、膨大なネット情報が引き起こす負の連鎖です。
プログラミングは、動作先行で学習すると取り組みやすいです。
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動作するプログラムを分解するイメージで学習内容を把握・理解します。
最初からわからないものをどれだけ情報収集しても、正解がわからない状態で上達するのは困難です。
最初はわからないなりに動作する完成した簡易的なプログラムあるいはアプリ作成の教材を確認しましょう。
それらを知識と照らし合わせて、わかる・わからないの因数分解です。
わかるものはすでに知識が定着してるので、わからないものを学習目標に掲げ、理解を深めながら教材を進めます。
課題への解決策を想定しながら実行すると、エラー対処の質も圧倒的に高まります。
膨大な取り組み方から何かを一つ作り出すのではなく、限定された取り組みから理解できる範囲でパターンを潰すほうがモチベーションは維持できます。
そのため、『特定の教材を一度選ぶこと』をおすすめします。
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モチベーションはポートフォリオに依存する
プログラミング学習は、ポートフォリオが一つ充実する度にモチベーションにおけるプラスの連鎖が生じます。
なぜなら、ポートフォリオが完成する度に『作ることができた』成功体験が増えるからです。
これは、実務をこなす現役エンジニアも同じです。
プログラミングを理解するためにまとまった時間を用意しましょう。
はじめは知識が点在する状態なので、成果物を量産するのは難しいです。
ポートフォリオを一つ完成させる度に、知識が線となり学習量が減り、成果物が増加するのでモチベーションを高く維持できます。
プログラミング学習が加速するきっかけとなる特定教材を見つけましょう。
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モチベーション維持のコツはプログラミングノートを取ること
優秀なエンジニア/プログラマーは、例外なくプログラミングノートを作成しています。
プログラミングノートを作成することで学習効率が高まり、上達速度が上がります。
筆者の余談ですが、『好きだから上手くなるし、上手くなるからもっと好きになる。』と考えています。
逆に言えば、『嫌いだと上手くならないし、上手くならないからもっと嫌いになる。』といった循環がモチベーションには引き起こされていると考えています。
プログラミング初心者はわからない/難しい/できないなど、挫折しやすい理由がいくつも存在します。
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結局、分かったフリをした初学者が圧倒的に多く、プログラミング学習で習得する様々な概念を本質的に理解できていないことが原因です。
そのため、プログラミングノートを取る必要があり、現役エンジニアであっても同じです。
筆者も含め、今日まで技術トレンド(レガシーからモダンまで)を熟知しているエンジニアは、例外なく独自のプログラミングノートを作成しています。
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特に、エラー時に「なんだっけ?」となることはほぼなくなります。
たとえエラーが起きても、1人で解決できる自走エンジニアになります。
ぜひ、好きになる努力あるいはきっかけをプログラミングノートで築きましょう。
プログラミングノートで何をメモするべきか
プログラミングノートで何かをメモするとき、以下のパターンでメモすることが多いです。
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2つのパターンでそれぞれメモする内容は異なります。
特に、プログラミング初心者はエラーに詰まった際のメモを取れるようになると学習効率が激変します。
知らないことを学ぶ際のメモ
知らないことを学ぶ際のメモは、以下の内容を記載します。
ただし、絶対的なルールはメモに存在しないので参考として確認してください。
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上記の流れを繰り返すことで、知らない内容に関する情報が日々更新されていきます。
また、専門用語だけでなく関数/メソッドやフレームワーク、周辺知識等全てに活用できます。
圧倒的に知らない/わからないといった認識不足が解消されます。
エラーに詰まった際のメモ
エラーに詰まった際のメモは、以下の内容を記載します。
こちらも絶対的なルールはメモに存在しないので参考として確認してください。
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上記の流れをエラーが発生する度にメモすることで、エラーへの対処方法や同じエラーの回避方法を身につけます。
「あ、これ前も見たな。」といった感覚が身に付いてくると、エンジニアとしてのエラー解決の勘が養われます。
まとめ
プログラミング学習におけるモチベーション低下の原因は、主に3つです。
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特に、何も作ったことがない人は今後の学習に注意が必要です。
プログラミング学習のモチベーション維持の方法は、以下の3つです。
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筆者は、全体像が理解できた状態からスタートできる学習教材がおすすめです。
初学者によるプログラミング学習の知識先行は挫折につながります。
正解を知らないまま闇雲なプログラミング学習は危険なので、はじめは動作先行の学習に切り替えましょう。
ポートフォリオが一つ完成する度にモチベーションを維持し、最短の目的達成を果たしましょう。