現在様々なビジネスの場面で、AIによる自動化が進んでいます。
例えば、デザイン事業に力を入れているAdobe Senseiなどがあります。簡単なデザインに関する仕事に関して、AIが自動化を図り、作業効率を行なってくれます。
また、アマゾンによるクラウドサービスのサーバー事業などがあります。これはあまり知られていないかもしれませんが、アマゾンは物資を配達するだけの企業ではありません。
ただ、このサーバー事業自体は、AIによる自動化とは少し違いますが、サーバーに関するサービスによってサーバーエンジニアの職が少しずつ減ってきているのも事実です。
さらに、ソフトバンクとトヨタによる自動化運転技術など、少しずつ少しずつ、着実に自動化の波が押し寄せてきています。
このように、自動化の技術によってIT業界の市場は伸び続けていくことが考えられます。
これには、主に3つの理由が存在します。
GAFAと呼ばれる企業がトップに君臨している
GAFAとは、Google、Amazon、Facebook、Appleと呼ばれる企業の頭文字を取っています。これらの世界的にもトップ企業の4社がIT企業であるということです。
世界中の人たちの生活レベルに溶け込み、それぞれの企業のサービスが提供されています。もう切り離すことのできないサービスとなっています。
トップ企業の投資先もIT企業である
当然ですが、このトップ企業と呼ばれる会社というのは、それはもう儲かっています。規模で言えば、何千億、何兆という規模感で経済を動かしています。
そのため、その利益をさらなる経済の発展につなげるために、投資を行います。その投資先の企業となるのもIT企業ということになります。
主に、VR・AR技術であったり、ロボット関連技術であったり、車関連である自動運転などもあります。
このように、投資先の企業にビジネスが降りてくるため、投資先企業もまた将来有望な市場となるわけです。そして、これらの技術を支えるエンジニアというのも、自然と需要が高まっていくことになります。
統計データからみてもIT産業が伸びている
あなたの周りでも、現在とどまることを知らないyoutuberの存在やフリーランスエンジニアの存在です。また、それらの職の方々のメインとなる収益化にネット広告などが挙げられます。
そのため、自然とプログラミングやIT知識に関するサービス(プログラミングスクール)なども需要が高まっていきます。個人で稼ぐというベーシックインカムを確立するために必須なスキルとなるからです。
このように上記で挙げた3つの理由からもプログラミングというスキルは市場面からみても、今後の成長産業からの統計データからみても、”コストパフォーマンス”が良いと考えられます。
さらに、メリットを挙げるとするならば、弁護士であったり、医者のように取得しなければならない国家資格が存在しません。
このような国家資格を取得し働くとなると、まず猛烈な勉強期間を過ごしたのち、数パーセントしか合格することができない難関試験をくぐり抜け、就職することでようやく稼ぐという流れまでたどり着くことができます。
その点、プログラミングやITスキルによる稼ぎ方は、資格保有者である職業とは大きく異なります。つまり、PC一台で全ての人が取り組むことを許している点です。そして、誰もがIT知識やプログラミングによってビジネスに取り組むことができるわけです。
こういったスキルを駆使できるようになれば、場所に囚われることなく、時間に大きく左右されることなく、多くの金額を獲得することができます。
このような誰にでも門が開かれているという点も、コストパフォーマンスの良さに繋がっていると考えられます。
ここで、プログラミングや専門的なIT知識を身に付けることに抵抗ある人が一部存在するのも事実です。ただ、これは非常にシンプルな回答として、著者である私もプログラマーである身なのですが、結論から申しますと、プログラミングは難しくありません。
もちろん、簡単と言うと語弊が生じてしますが、医者になるために医学系の大学で必要期間を要したり、弁護士になるために司法試験合格を目指し学習期間を大量に要するといったことはありません。
このようななることすら困難な職業に比べれば、はるかに簡単と言うことです。
では、ここで本題に戻ります。
じゃあプログラミングやIT技術がAIなどの自動化によってビジネスや製品が生産される時代に、どうやっていきていけば良いのかという問題や不安があります。
つまり、このような様々な場面が効率化されていく時代をどうすれば生きやすくなるのかということです。
結論は、AIや効率化ツールなどの出現があった時、それらを利用する側のエンジニアになれば良いということです。
例えば、現在はネット上に様々なプログサイトやコーポレートサイトなどが存在しますが、多くの割合でWordPressと呼ばれるソフトウェアが利用されています。
このWordPressは、オープンソースのブログソフトウェアですが、ブログに限らずコンテンツ管理システム(CMS)としても利用されています。
ひと昔前では、当然このWordPressというソフトウェアは存在せず、エンジニアが1からサイト制作などを行なっていましたが、現在はエンジニアであっても利用できるし便利であれば申し分ないということで圧倒的に利用されるのがこのWordPressになります。
このように、テクノロジーとは、時代の変化や新たなイノベーションによって移り変わりが必ず発生します。こういうものに波乗りするかのように、トレンドに乗ることが吉となるわけです。
これは、自動化に関しても同じことが言えると思います。
AIや自動化技術に限らず、新たな製品やサービスが出現した際は、それに便乗し導入する側のエンジニアになればビジネスとして発展していきます。
そうすることによって、いくらAIや自動化技術が発展しようとも、それらを利用できない人たちに代わり、導入・利用する側のエンジニアとして存在すれば、必ずビジネスチャンスが潰れることはなくなるということです。
このように自動化に関してしっかり考察してみると、自動化することすら仕事にすることができます。
これからも私たちが知らないタイミングで様々な製品やサービスが生まれてくることが簡単に予想されます。そんな時に、それらを利用することができるエンジニアも同じように需要が高まり、供給源を求める方々が現れます。
トレンドの波に乗り、時代に合わせた技術を身につけていくことがビジネスチャンスを手に入れる方法となります。
現時点で、初心者の方であれば、トレンドに乗ることは難しいと考えている人もおられるかと思います。
ただ、誰もが必ず初心者という立場を経験することになるので、初心者を言い訳にすることはできませんが、もう少し深掘りして、トレンドがどのように広がっていくのかを補足としてお伝えしておこうと思います。
このトレンドというのも、確実に型が存在しています。
トレンドというのは、トップダウン構造のように世界に広がっていきます。まずはじめに、最先端技術が日進月歩で開発されているアメリカのシリコンバレーなどから製品やサービスが生まれてきます。
次に、それらが地域全体に広がり、日本にも伝わってきた時、日本のスタートアップ企業などが目を付け、採用し始めます。
次に、新しいテクノロジーというのは、利用されやすいよう別の形に変化し改良されていきます。
次に、日本でも大手と呼ばれる企業が採用し始めます。
そしてようやく、日本の中小企業や地方の会社に広がっていくわけです。
1. 最先端技術がある地域から生まれる
2. 日本のスタートアップ企業が採用
3. 利用されやすい形に改良
4. 日本の大手企業が採用
5. 日本の中小企業や地方の会社に拡大
このような5つのステップに分かれてトレンドというものは広がっていきます。
初心者であれば、いきなりこのようなトレンドを追いかけるのは、とても難しいかもしれません。ですが、もしあなたが新しテクノロジーを利用していたとして、そのテクノロジーが今どのフェーズに存在しているのか、SNSやネット上からの情報収集などを駆使して考えることはできるかと思います。
このように、トレンドを追いかけることであなたが何に注力するべきなのか、次はどんなビジネススキルやITスキルを身につけていくべきなのかが見えてくるかと思います。
この辺りをうまく見極めることができれば、自動化の波や様々な製品やサービスへの考え方も柔軟に対応することができると思います。
とはいえ、このようなことをいきなり理解するのも取り組むのも難しいと感じるかもしれません。
ただ、最後にお伝えしたいことは、新たなテクノロジーに限らず、あなたが今取り組んでみたいと思えるものが存在するのであれば、必ず触れてみることです。
やはり、百聞は一見に如かずというように、試してみない限り何も変わらないということです。
また、こういったトレンドに関する情報や意外と簡単に手に入れることができます。ツイッターであったり、フェイスブック、youtubeなどでキーワード検索すれば、あっという間です。
それらの情報を発信している人から、いち早く情報を収集し、自身で形を変えて発信することで、そのテクノロジーや製品・サービスの先駆者になることができます。
最後に、まとめます。
あなたの周りで何気なく流行っていたり、取り組まれているものというのは、あなた自身のビジネスチャンスにもなるということです。
そして、これらのビジネスチャンスに対して愚直に取り組めば、その分野で知名度をあげることができ、仕事にも繋げていくことができます。
最後まで、この記事を一読していただき、ありがとうございました。