日本でも2020年からプログラミング教育が始まることを皮切りに、今プログラミングに対する熱が高まっています。
実際に、プログラミングスクールといったものがネットの広告でも当たり前のように閲覧されていますが、あなたはプログラミングに対して楽しくない・つまらないと感じたことはありますか?
プログラミングを始めるきっかけは人によって様々ですが、あなたはどんなきっかけでプログラミングを始めたのでしょうか?
この記事では、プログラミングを始めて挫折しないため、プログラミング学習における目的をどのように持てばいいのかを徹底解説していきます。
また、プログラミングに対してなぜ楽しくない・つまらないといった感情も持ってしまうのか原因を探りながらまとめていきたいと思います。
目次
プログラミングがなぜ楽しくない・つまらないかの主な理由

理由に関しては、人それぞれあるとは思いますが、具体的に楽しくない・つまらないと感じてしまう主な理由を列挙していきます。
楽しくない・つまらない理由①:目的を持たずに取り組んでしまう
これが圧倒的に挫折してしまう理由の一つになっています。
現在、プログラミングをツールとして利用し、様々なアプリケーションが日夜開発され、人々に提供されています。
また、IT業界は新しい技術が次々と発表され、注目度と将来性があることから需要が高まり、学習対象になって取り組む人が年々増加しています。
そのため、「周りの人がやっているから」「とりあえず流行っているし取り組んでみよう」など、目的のない学習をしてしまうことで挫折してしまうことがあります。
学校教育の中でも、受験という目的があるからこそ学習が継続され、その学習が将来に繋がるからこそ取り組めるかと思います。
プログラミングも同じで、目的を持って取り組まなければ将来に生かすことはできません。
また、プログラミングの学習はただでさえ自身で学習を続けながら成果物を生み出さなければならないので、知識をつけたり、コードをただ写経しても成果物には繋がりません。
このような理由で、プログラミングを楽しくない・つまらないと感じてしまう人が生まれてしまいます。
楽しくない・つまらない理由②:コード記述が地味
プログラミングを始めたばかりの人は、これはかなりきついのではないかなと思います。
progateやドットインストールなどで学習している人は、サービスによって楽しく学習できるように提供されているので、つまずくことはなくサラサラと学習できているように感じますが、実際はあんな状況起きないのであまり効果がありません。
そのため、サービスで慣れていた学習のまま、サービスを離れてコードを書くとなると、ゲームっぽくもないし、ましてやどこぞの学習サービスのようにレベルアップもありません。
そして、そのコードを実行しても初学者が行えることは基礎なので、アプリなんてまだまだ先の話になってしまいます。
このように、コード記述をもくもくと行なったとしても地味な作業になるため、楽しくない・つまらない原因になります。
楽しくない・つまらない理由③:訳がわからんエラーでつまずく
これも楽しくない・つまらない理由になっているかと思います。
学習している中で、特にコピペばかりしていたり、理解せずに取り組んでいるとエラーが発生することがあります。
その際に、全くわからないエラー内容でつまずくことがあります。
当然、プログラミング初心者はどのように解決すればよいか右も左も分からないため、解決できないまま諦めてしまい、挫折してしまいます。
そのような経験からある一定の学習段階からいつまでも先に進めない人を見かけます。
もちろん、その解決自体も自身でできるようにならなければ自走できるエンジニア・プログラマーにはなれませんが、初学者にとってはハードルの高いものになっています。
楽しくない・つまらない理由④:ググったってわからない
これはそもそもの話ですが、本来プログラミングはコードや概念に対して理解を深めながら取り組まなければ、いつまでたってもただの暗記ゲーになってしまいます。
そのため、エラー内容やわからない概念をググっては調査し、ドキュメントなどを読み込むことがあっても、そればかりをしてしまい、思うようにコーディングができず挫折する人がいます。
他にも、ググってみたものの英語で記載された情報を読むことになり、諦めてしまう人もいます。
このように、情報収集力がそれなりに身についていたとしても、肝心の問題解決力が養われていかなければ取り組まなくなってしまいます。
エラーとにらめっこしたり、ググった内容の理解を諦めてしまわぬようモチベーションを高めていく必要があります。
楽しくない・つまらない理由⑤:学習仲間が周りにいない
私自身がプログラミングスクールを運営しているのですが、受講生の多くは自分自身で学習はできるものの、周りに学習仲間がいないため、情報共有の有無やモチベーションの維持が続けられないという理由でコミュニティに参加される人がいます。
これもプログラミング学習ではあるあるになっていて、同じ状況の人であったり、今の環境の中で学習内容の共有をして一喜一憂できる仲間がいないために挫折してしまうことがあるようです。
プログラミングはPC一台で様々なことができますが、取り組むのは1人で行うことがほとんどです。
ペアプロやチームでの開発になれば、分担作業にはなりますが、それでも1人でその作業を取り組む必要があります。
そのため、初学者の人にとっては学習において、自宅やオフィス、喫茶店などで行うにしても1人で作業をすることになり、閉鎖的な学習になるため続かないことになるようです。
プログラミングが楽しくない・つまらないのは手段と目的を間違えているから

プログラミングが楽しくない・つまらないと感じてしまうのは、手段と目的を間違えて取り組んでしまっているからです。
・目的を持たずに取り組んでしまう
・コード記述が地味
・訳がわからんエラーでつまずく
・ググったってわからない
・学習仲間が周りにいない
これら全てが手段を目的として捉えてしまっているからこそ、挫折してしまい、楽しくない・つまらないと感じてしまう原因に他ありません。
あくまでもプログラミングは手段であって、目的にはなりません。
何か成果物を作るための手段として存在しています。
何も生み出さないのに闇雲に学習することほど生産性がなく、飽きてしまう要因です。
例えば、コード記述が地味と感じてしまう人であれば、今仕事の単純タスク(エクセルを利用した仕事など)を自動化させるために取り組んでみると、この目的に対してプログラミングを手段として有効的に利用できるようになります。
たとえ、自動化するまでの工程でコード記述が地味で面倒であっても、自動化ツールを動かし始めた時に今までやっていた手動のタスクが全て自動的に行われ、「今までの時間はなんだったの?」と驚嘆の声と喜びの賛美で胸が高まることでしょう。
そのためであれば、訳がわからないエラーであってもくじけず取り組むことができたり、調査するために率先してググって解決方法を探ったり、どうしてもわからなければコミュニティに参加したりして、新たな取り組み方や前向きなプログラミングへの姿勢を手に入れることができます。
どのように目的と目標を掲げればよいのか?

先ほども前述した通り、プログラミングはあくまでも手段でしかありません。
つまり、曖昧な目的を持っているとプログラミングは途端に楽しくない・つまらないものに変貌してしまうわけです。
逆に言えば、明確な目的さえ持てることができれば、どれだけ地味でただただコードを記述することになっても、訳がわからんエラー文と睨めっこしようと、あなたが掲げた目的のために粘り強く取り組むことができるようになります。
学生の中でも受験生は、とても長い時間を学習に費やして、日々努力しています。
それは、自身が希望している志望校に合格するために一生懸命努力するわけです。
そのために学業にとにかく邁進することができるわけです。
なぜなら目的のために学業があるから、手段と目的を履き違えることなく取り組めているからです。
残念ながら以下のような目的を持って取り組んでいる人は、特に注意が必要になります。
・プログラミングが流行っているから
・周りの友達が始めたからやってみるか
・とりあえずスキルを身に付けたい
もうこれは絶対にうまくいきません。
うまくいった人を見たことがありません。
いたら連絡くださいってレベルでいません。
人それぞれ目的の掲げ方は違うと思いますが、以下のような目的が一般的です。
・就職や転職をしたいから
・個人事業主やフリーランスとして独立したいから
・起業したいから
これらがTwitterでもよく見かけるかなと思います。
これらの目的は、自身がどのようなビジョンに沿って達成したいか明確なため、目的としてはよいと思います。
しかし、実は目的だけを掲げても上手くいかない人が大半なのです。
本当に大事になってくるのが目標設定になります。
目標の立て方として、以下の章で解説していきます。
プログラミングにおける目標の立て方

目標の立て方について、考慮すべき点が3つあります。
1. 定量的な数値を利用すること
2. 取り組むプロセスが行動可能なのかどうか
3. 自分の価値観に適しているのか
少しわかりにくいかもしれないので、一つ一つ解説していきます。
定量的な数値を利用すること
目標を立てるにしても、「アプリを開発したい!」と考えていた場合、何個作るのかも決めていなければ取り組む時間設定も決定できません。
なんとなくプログラミング学習本を買って、「まずは一冊終わらせる!」と意気込んでも、積み本になってしまう人は、一冊を終わらせる確実な目標設定が必要になるわけです。
何時間取り組むのか、何ページ取り組むのか、何個作るのかなど、数字を利用して目標を立てましょう。
取り組むプロセスが行動可能なのかどうか
これは、背伸びをするなってことになります。
つまり、あなたができる範囲で目標を立てなければなりません。
よく「ブログを毎日更新するぞ!」とか、「コーディングを毎日記述するぞ!」と息巻いていても、あなたが出来もしない無理な目標を立てることで確実に挫折します。
あなたの普段時間が空いている時や知識の範囲内で取り組める方法を模索しましょう。
それが目標になっていれば、前向きな姿勢で目的に向かって目標を達成することができます。
自分の価値観に適しているのか
これは、あなたが目標を立てた時に、目的を達成するための目標として設定できているかということを意味します。
そして、そもそもプログラミングが自分の価値観に見合っているのかよく考える必要があるということです。
流行っているからといっても無理に取り組んでも必ず挫折するので、今一度取り組む意義を見出してみましょう。
プログラミング学習で作りたいものがない場合
独学・未経験から始める人も少なくないので、プログラミング学習の継続や学習を続けたスキルアップにはそれなりのハードルが設けられています。
また、プログラミング学習においても、学習者によってはすでに学習対象とするプログラミング言語や狙っている分野が存在するかもしれません。
そのため、費用を抑えて効率的にピンポイント学習で取り組みたいと考える人も少なくありません。
また、プログラミング学習において目的を持って取り組むことは大切ですが、『何を作ればいいかわからない。。』といったスタートの切り方で悩む人もいると思います。
そういったプログラミング学習の指標となる取り組み方について詳細に記載したまとめ記事がありますので、そちらも参照して頂けると幸いです。
それでも取り組みに不安を抱く場合は無料相談がおすすめ
まずは取り組むことを優先しすぎたあまり、何から取り組んで良いかわからず、曖昧な計画によって取り組みを断念してしまうのは、非常にもったいないことです。
現在多くのプログラミングスクールが存在しますが、多くのスクールで無料相談や無料説明会を実施しています。
筆者の周りでも、多くの実践者がプログラミングスクールの無料相談と無料説明会に参加して、自身のプログラミングへの取り組み方、エンジニアとして働くためのスキルアップ、転職サポートに至るまで相談をしながら、活躍されている人もいます。
きっかけは人それぞれですが、その後のキャリア形成やプログラミングのスキルアップで悩まれている人はぜひ活用してみてはいかがでしょう。
この本サイトでも、企業研究を含めたプログラミングスクールのまとめ記事がありますので、こちらから参考にして検討してみてください。
また、無料相談・無料説明会の利用も考慮した上での比較表や実施内容も掲載しているので、参考にして頂けると幸いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ここまでで、プログラミングが楽しくない・つまらないと感じてしまう主な理由や目的と手段に関する内容、そして目的を達成するための目標の立て方について解説してきました。
もちろん、一度目標を立てたから準備万端だと意気込んで、取り組んでみたはよいものの、その自身で立てた目標が未達成となってしまい、諦めてしまう人がいます。
これも、立てた目標が達成するのに困難な場合が多いです。
そのため、さらに達成しやすいよう目標を再設定するPDCAサイクルを行い、改善を実施しなければいけません。
このように、自分がどれだけの基準値(目標水準)の中で、動ける人物なのか把握しなければ、プログラミングにおいても挫折してしまうのです。
ただ、そこまで悲観することでもなく、プログラミングを通して筆者も仮説と検証を繰り返しながら、プログラマーとして働いていると、楽しいことがどんどん増えていきました。
そして、学習の中で楽しさを見出したからこそ、今となっては「働くため」「稼ぐため」の手段としてプログラミングを活用できるようになりました。
あなたにもぜひエラーコードの回収ができた時の自分で解決できたという喜びや、アプリが完成してネット上に公開して他者に利用してもらう喜びを味わってもらいたいです。
これは筆者の推測ですが、プログラミングを手段として活用できている人は、もうプログラミングが無いと不便だと感じるぐらい楽しく生活していると思ってます。
それぐらい強力な手段だと認識しています。
最後まで一読していただき、ありがとうございました。