現在も放映中のEテレ番組である「Why!? プログラミング」があります。
「Why!? Japanese people!?」でおなじみの厚切りジェイソンさんを進行役として、子供向けビジュアルプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」を題材とした番組になっています。
目次
「Why!? プログラミング」ってどんな番組?
この「Why!? プログラミング」という番組は、教育用としてMITラボが開発した「Scratch(スクラッチ)」というプログラミング学習ツールを利用して構成されています。
全てがビジュアルプログラミング言語スクラッチで生み出された仮想世界「スクラッチ・ワールド」を舞台としています。
その中で、プログラミングに不具合が生じて、それに取り組んでいく様子を映しています。
「Why!? プログラミング」のコンセプト
こちらの番組のコンセプトは、今注目を浴び必修化も進められているプログラミングを題材にしたものになります。
アメリカ・マサチューセッツ工科大学(MIT)が開発したビジュアルプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」を利用して子供たちにプログラミングを楽しんでもらいながら、プログラミングに必要となる論理的思考やプログラミング本来の楽しさを伝えています。
かなり力を入れているコンテンツで、NHKのホームページなどにはプログラミング体験ができるようNHK for Schoolが設置されていたりします。
また、子供たちの創造の場として提供されている「ワイワイプログラミング」などのコミュニティサイトも運営されています。
2020年から始まる小学校へのプログラミング教育が始まることを見越して、様々なコンテンツを用意しているようです。
Web上での視聴も可能
これは見逃してしまった子供たちにとって非常にありがたいですよね。
今後放映予定のものやスクラッチの学習内容まで、コンテンツに関する内容を見直せるように配慮されています。
すでにスクラッチを利用しているお子さんも、サポートしている親御さんも楽しめるように整えられているので、まだチェックしていないならぜひ視聴してみるのをお勧めします。
→NHK for Schoolの「Why!? プログラミング」
Scratch(スクラッチ)とは?
こちらのScratch(スクラッチ)は、対象年齢9〜16歳となっていますが、実際には幅広い年代に利用されているプログラミング学習サイトとなっています。
日本語対応しているほか、ひらがな表記のみでサイト表示することもできるため、読むことさえできれば小さなお子さんでも取り組めるようになっています。
このスクラッチを利用している学校も数多くあり、教育ツールの一つとしてかなり認知され始めています。
子供のプログラミング学習サイトだと思わずに、大人も利用しても良い優良サイトだと思います。
また、Scratch(スクラッチ)以外に学習の幅を広げたいけど、いまいち利用できる教育用プログラミングアプリ・学習サイトがわからない方は、こちらの記事もご参照いただければと思います。
きっと利用できる学習アプリ・サイトが見つかるはずです。
・最新情報に更新済み!
Scratch(スクラッチ)によるリミックスを利用する
「Scratch(スクラッチ)」は「リミックス」という文化が存在します。
誰かが作った作品をオンライン上で公開することが可能で、投稿作品をコピーすることで「リミックス(改造)」することができます。
誰かが作ったプログラムを解読してプログラミング思考を養ったり、自分の作品に応用してみたり、一部アレンジしたりして共有することで「学び」を深めていくことができます。
この「Why!? プログラミング」のEテレ番組では、既に途中まで開発された未完成作品やエラー作品をレスキューしてますが、ここで紹介された作品が、Scratchのサイトで公開されています。
番組を見たら、番組のScratch投稿作品を子供たちでリミックスしてみるのが、この番組の基本の楽しみ方になっています。
番組の内容を参考にぜひ自分で実際にどんどんいじってみてください。
自分で考えるきっかけをプログラミングがきっと提供してくれるはずです。
番組のScratch投稿作品を確認するには、直接Scratchサイト側で探すか、NHK for School側の紹介ページから飛ぶかどちらかを利用しましょう。
→Scratch Studio 「Why!? プログラミング」
→ScratchサイトのNHK for Schoolアカウント詳細ページ
リミックスを利用して開発体験を共有
Scratch(スクラッチ)によるリミックスを利用することで、子供たちが作成した作品を共有することができます。
プログラマーである筆者の意見も述べさせてもらうと、プログラミング業務はまさにチーム開発が基本です。
スクラッチを利用してこのような開発体験もできるのは、とても貴重な体験だと思います。
自分なりのアイディアを表現することができたら、リミックスにて自分の作成したオリジナル作品を公開してみてください。
他の人の目に触れるところに公開するのも大切な経験です。
このリミックスを公開するステップをつまずくことなく楽しく教えてくれるのが、NHK for Schoolの「わいわいプログラミング」のページです。
→NHK for Schoolの「ワイワイ プログラミング」
「Why!? プログラミング」の大喜利に挑戦!?
この番組が運営している「ワイワイ プログラミング」では、「Why!? 大喜利」というコーナーが設置されています。
お題に対して自分なりのアイディアで答えるという大喜利感覚で参加することができます。
ぜひ自分なりに表現できた作品をリミックスしてみましょう。
「Why!?プログラミング」で扱った作品もお題になることが多いので、チェックしましょう。
お題のScratch作品をリミックスして、自分のScratchアカウントから公開設定したら、作品のURLを投稿するスタイルになっています。
入賞したらサイトで紹介されることもあるようなので、自分の作品で評価を受ける緊張感も経験することができます。
視聴・体験・参加だけでなく「実践型」の番組
この「Why!? プログラミング」というEテレ番組は、視聴・体験・参加するだけでなく、まさに実践的に楽しく取り組むことができる番組になっています。
この番組の様々なコンテンツを利用して、プログラミングに必要な論理的思考力を養っていただければと思います。
また、プログラミングを通して多くの教養を得られるのも魅力的ですよね。
こういった実践的な取り組みにはお子さんの意思だけでなく、親御さんのサポートも必要になってくると思います。
せっかくの機会をお子さんと一緒に取り組むのはいかがですか?
お子さんも親御さんも初めてプログラミングに挑戦するということになるかもしれません。
なので、Scratch(スクラッチ)に関する基本的な使い方や概要を知りたい人は、こちらを参照してみてください。
→Scratch(スクラッチ)の始め方(ワイワイプログラミング)
ぜひ活用していただければと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
こちらではEテレ番組の「Why!? プログラミング」とScratch(スクラッチ)に関する内容をまとめてきました。
今後、お子さんのプログラミング勉強が盛り上がって、プログラミングに対する熱が帯び始めてきたら、こちらも合わせてご参照いただければと思います。
教育の観点を中心とした子供向けのプログラミング学習アプリと学習サイトを16厳選した記事になっています。
ぜひ活用していただければと思います。
最後まで一読していただき、ありがとうございました!